栗東市議会議員 田村たかみつのホームページです。(滋賀県栗東市)

gikai-kaikaku201112-h

2011年12月定例会

議会改革特別委員会 委員長報告:2011年12月定例会

 それでは「議会改革特別委員会」の委員会報告をさせていただきます。当委員会は、去る10月18日13時30分より議会事務局長及び課長とともに「議会改革の推進について」を審査するため開催いたしました。
今回の審査については、昨年度提出されています提言事項である、議会の公開、議会の住民参加、議会の運営の3つの項目について具体的に検討いたしました。
はじめに、議会の公開のうち、まずインターネットによる本会議中継及び録画放送配信について、委員より、前回の当委員会で完全実施は財政上難しいとのことであったが、まず、録画中継からやるとか段階的な整備方法など他市の例はないか。との間があり、事務局より「他市ではライブと録画のワンセットで実施されており、実施するとすれば、一体として考えなければならない。との報告がありました。
 前回と合わせた議論の結果、インターネットによる本会議中継及び録画放送配借については、システム整備が高額となるため早期の実施はひかえざるを得ない。ただ技術面も日進月歩であり、内容によって安価でできる方法があるなら検討し、進めていくことになりました。
 次に、本会議以外の議事録のインターネット公開について、事務局より、すべての常任委員会、特別委員会の議事録を検索できるようにデータ変換する整備費用を見積もると年間約30万円必要である。との報告がありました。
 委員より、議事録公開の申請はあるのか。また閲覧できるまでの期間はどのくらいかかるのか。との問があり、事務局より、閲覧申請の実績はほとんどない。他市での実練はわからない。また議事録作成から閲覧までは2~3ケ月かかる。との報告がありました。
 委員より、情報提供の必要性はあるが申請状況から見ると、早急にやらなくてもいいのではないか。などの意見があり、本会議以外の議事録のインターネット公開については、議事録の閲覧申請が少ないことから、まず先に本会議のインターネット中継を優先し、その後本会議以外の議事録のインターネット公開も検討することになりました。
 次に、委員会・全員協議会の自由公開について、事務局より提言は、現在、本会議は氏名住所を記載のうえ自由公開、委員会は条例により許可制であり、委員会、全員協議会を公開にしては、ということである。との説明がありました。
 委員より、常任委員会・特別委員会は自由公開とすべきであると考えるが、傍聴者数の制限が必要では。との問に対し、事務局より、キャパは必要に応じて対応できる。規則に但書きを追記する方法もある。との説明がありました。
 議会運営委員会の公開について、事務局より、今まで非公開であり、その理由としては議会の運営についての協議の場であったことが考えられるのではないか。他市においても公開されていないところが多い。との説明がありました。委員より、議会の公開を言うのであれば公開してもいいのではないか。また、審査内容が議会運営のことでもあり慎重に。との意見がありました。
 全員協議会は、現在マスコミに公開しているが、いままで事前協議の会議として運用されており、公式な会議ではないので、会議規則の中での位置づけがまず必要である。会派代表者会も、近年開催されているもので、公式な会議ではないので、公開しようとすると位置づけが必要である。
 議論の結果、委員会は自由公開とする方向で、条例等の整備をすることとし、議会運営委員会全員協議会・会派代表者会については、さらに議論をし、議会基本条例制定の議論のなかで整理することになりました。
 次に、議会の住民参加
まず、議会報告会・意見交換会については、今目指している議会基本条例の柱でもあり、条例の中に盛り込んで実施していくことに異論はなく了承いただきました。また議会報告会を実効性のあるものとするため、他市で開催されている議会報告会の視察等にも積極的に参加していくことにしました。
 次に、こども議会・中学生議会の開催について、委員より、小さい時から興味を持ってもらうことは、自分たちのまちがどうあるべきか子どもの立場から考える機会となり、大いにやるべきである。過去に開催したことはあるのか。との問に対し、事務局より、参加する子どもの選考や日程等の調整が必要であるため、教育委員会と連携して実施したことがある。大変好評であった。開催については異論もなく、今後前向きに具体的に検討することとなりました。
3番目の、議会の運営
まず、個人質問の一間一答方式について、
事務局より、以前は一括質問一括答弁の繰り返しであったが、傍聴者に解り難いという意見があり、現在のかたちに改善されている。議会の申し合わせで個人質問は全文通告が基本で、代表質問は全文通告となっている。
 委員より、1回目の答弁が質問順とならず市長答弁をまず優先されている。また市長・部長答弁が項目を越えて一括答弁となる場合があり解り辛い。質問の順番に答弁ができないか。との意見に対し、事務局より、質問順の答弁は可能であるが、答弁者が交互に入れ替わり再登壇し答弁することになる。
 委員より、それを解消するためには一問一答という方法も考えられる。また、一括質問のほうが全体的に何を質問しているのか良くわかるのでは。傍聴者からすると質問と答弁の順序が違うとわかりにくい。形態としては今のままでいいのではないか。など多くの意見がありました。
 答弁の順番の決まりはなく、どのような対応ができるのか当局に検討してもらうこととしました。
次に、本会諌・委員会での反問権付与について事務局より、議会基本条例等で反間権を付与している議会の運用については、反問ではなく、質問趣旨の確認程度で使われているところが多く、一間一答方式と合わせて見極めていく必要がある。との説明を受け、今後慎重に検討していくことになりました。
次に、議員相互の自由討議の場について議員相互の議論の場の必要性について異論はありませんでした。全員協議会とセットで具体的に検討することになりました。
 一問一答、反問権、議員相互の自由討議の場については、議会基本条例制定の議論の中で整理することになりました。
次に、地方自治法の改正による対応について
まず、議員の複数委員会への所属については、同時開催が困難となり会期が大幅に長くなることから、今後検討が必要であり、参考人制度や請願者の意見を聞くことについても検討していくことになりました。また、夜間・休日の本本会議開催については、開かれた議会の具体策として他市でも実施されているが、経費等も考えれば市民の意見、意向など確認することが必要との意見もあり、今後検討していくことになりました。
 最後に、当委員会は今後も継続して「魅力ある議会」めざし、議会基本条例制定へ詩論を重ねてまいります。
 議員各位のご理解とご協力を宜しくお願いし、「議会改革特別委員会」の中間報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional