会期(9月2日〜9月22日)
それでは、地方自治法等に基づく、報告事項について説明いたします。
まず、報告 第3号、平嘩21年度栗東市健全化判断比率及び資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに同法第22条第1項の規定に基づき、監査委員の意見を付けてこれを議会に報告するものです。
判断比率につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率共に黒字決算であり、実質公債費比率については「17.5」、将来負担比率については「309.3」となりました。
将来負担比率については、昨年度の指数を下回ったものの他市比較において、依然として非常に高い比率でありますので、今後は財政再構築プログラム及び更なる見直しの完全な実施はもとより、それを踏まえた中、長期の財政を見通しつつ、早期の財政健全化に向けた取り組みを着実に進めてまいります。
また、資金不足比率につきましては、全ての公営企業会計において黒字となっており、資金不足は生じておりません。
つづきまして、報告 第4号 平成21年度 財団法人 栗東市文化体育振興事業団の事業報告ならびに収支決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、報告をいたします。
まず、事業内容でございますが、体育振興部門では、幅広い年齢層を対象に気軽に参加できる健康づくり・体力づくり事業等を開催され、生涯スポーツの推進と社会体育施設の有効活用を図ってこられました。一方では、市民体育館を始めとする市内の社会体育施設においては、きめ細やかな利用者サービスの向上や利用しやすい施設の維持に必要な整備を推し進めつつ、指定管理者として求められる効果的・効率的な施設の管理運営に努められました。
文化振興部門では、本市の将来を担う子どもたち、芸術文化に愛着心をもてる人々を育てる「ひとづくり」事業を中心に、多くの市民が参加体験できる環境づくりに努められました。
また、埋蔵文化財部門では、調査主体であります教育委員会と連携を図りながら、市内における埋蔵文化財発掘調査の円滑な実施に努められ、併せて、速やかな調査成果の公開、公表をされるとともに、文化財施設や出土資料を活用した様々な普及啓発事業に取り組まれました。
次に収支決算のうち、一般会計では、収入1億4千751万7千745円、支出1億4千805万7千953円となり、収支差額はマイナス54万 208円が次期繰越金でありました。
次に、文化振興 特別会計では、収入6千889万3千837円、支出6千882万8千233円となり、収支差額 合計6万5千604円が次期繰越額でありました。
次に、埋蔵文化財 特別会計では、収入8千215万4千523円、支出8千191万7千823円となり、収支差額 合計23万6千700円が次期繰越額でありました。
今後とも、生涯スポーツのより一層の推進を図られるとともに、社会体育施設の指定管理者として、市民のニーズにあった効率的な施設の管理運営に努められ、埋蔵文化財の発掘業務では、円滑な作業を進め、出土資料の速やかな展示公開をされますよう、市としても支援してまいります。
そして、文化振興については、子どもたちの情操教育の向上のため、関係機関と連携を図りながら「ひとづくり」事業に積極的に取り組み、また、厳しい財政状況を真筆に受け止め、適正かつ効果的な予算執行に努められますよう指導してまいります。
なお、報告 第3号、第4号 いずれも、詳細につきましては、さきに資料を配布しておりますので、ご参照賜りますようお願いいたしまして、以上報告といたします。
本市の昨今の重要課題の現状につきまして報告をいたします。
まず、新幹線新駅跡地の新たなまちづくりである後継プランの実施につきましては、今年度から本格的な整備推進に向けて取り組んでおります。
その一つの企業立地については、栗東新産業地区工業団地整備事業の第1期区域約5.6haに株式会社リチウムエナジージャパン様が確定し、その開発造成事業は8月未までに完了いたしました。現在完了検査はじめ、当企業の10月からの新工場建設に向け、必要な諸手続並びに準備に努めております。
また、第2期区域の約4.4haについては、去る7月未までに対象地権者全ての契約を終え、現在継続して埋蔵文化財調査及び開発協議に向けて取り組んでおり、引き続き企業立地の推進に努めてまいります。
骨格道路である都市計画道路2路線の整備促進に向けては、8月未より対象地権者との用地交渉を行い、現在用地取得に取り組んでおります。
次に、RDエンジニアリング産業廃棄物処分場問題につきましては、去る8月5日に県と周辺6自治会とが「RD事案の解決に向けての覚書を締結され、私も立会人として署名いたしました。既に6月17日に県と確認書を交わされた1自治会を含め、関係する全ての自治会が、対策のための有害物調査の実施に同意されました。ここに改めて各自治会皆様のご理解に感謝を申し上げます。
また、8月24日には、今後のスケジュールやこれまでに同意できた内容等の再確認と外部講師による講演が行われました。
今後は、有害物調査検討委員会を設置し、地元自治会との協議を進めながら有害物調査を行い、その後この調査結果を踏まえた対策工の検討を進める予定とされていますが、市としましては、地下水汚染防止のためにも、一日も早い対策工の実施を求めており、この早期解決に向けた要望書を8月31日に県知事に提出いたしました。
以上、昨今の重要課題等の現状についての報告といたします。
区分 | 番号 | 議案名 | 内容 | 採決 |
専決 | 56 | 専決処分事項の報告について | 専決処分第12号(平成22年7月5日) 栗東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について ・地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の改正を行う。 ・施行日:公布の日 ・適用日:平成22年4月1日 | ◎全員 |
人事 | 57 | 栗東市公平委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて | ・任期満了による ※住所氏名等の個人情報の掲載は差し控えさせていただきます。 | ◎全員 |
人事 | 58 | 栗東市公平委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて | ・任期満了による ※住所氏名等の個人情報の掲載は差し控えさせていただきます。 | ◎全員 |
人事 | 59 | 栗東市公平委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて | ・任期満了による ※住所氏名等の個人情報の掲載は差し控えさせていただきます。 | ◎全員 |
人事 | 60 | 人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求めることについて | ・任期満了による ※住所氏名等の個人情報の掲載は差し控えさせていただきます。 | ◎全員 |
条例 | 61 | 栗東市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について | ・医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の改正を行う。 引用条文の条ずれ ・施行日:公布の日 | ◎全員 |
条例 | 62 | 栗東市栗東駅前広場管理条例の一部を改正する条例の制定について | ・栗東駅前広場内に栗東駅前東口駐車場を設置することに伴い、所要の改正を行う。 駐車区画数 10区画 使用料 30分まで 無料 以後30分ごとに 100円 ・施行日:公布の日から起算して3月を超えない範囲内で規則で定める日 | ◎全員 |
条例 | 63 | 栗東市水道事業給水条例及び栗東市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について | ・栗東市上水道第4次拡張事業認可に伴い、所要の改正を行う。 水道事業と観音寺簡易水道事業の統合 給水人口 70,900人 給水能力 31,510㎥(1日最大給水量) ・施行日:平成23年4月1日 | ◎全員 |
条例 | 64 | 栗東市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について | ・児童扶養手当法施行令及び非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令の施行に伴い、所要の改正を行う。 父子家庭に対して児童扶養手当が支給されることとなったことにより、損害補償について調整を行う。 ・施行日:公布の日 ・適用日:平成22年8月1日 | ◎全員 |
条例 | 65 | 栗東市立公民館の設置及び管理に関する条例及び栗東市立栗東文化教育センター設置条例を廃止する条例の制定について | ・中央公民館及び栗東文化教育センターを廃止する。 ・施行日:平成23年6月1日 | △多数 |
条例 | 66 | 栗東市学習支援センター設置条例の制定について | ・市民の生涯学習に係る活動を支援することを目的とした栗東市立学習支援センターを設置する。 場所:栗東市安養寺三丁目1番1号 ・施行日:公布の日から起算して6月を超えない範囲内で規則で定める日、平成23年4月1日 | ◎全員 |
その他 | 67 | 権利の放棄につき議会の議決を求めることについて | ・時効期間が経過した市営住宅滞納家賃に係る請求権を放棄する。 | ◎全員 |
その他 | 68 | 栗東市道路線の廃止について | ・岡砂原線 ・小野高畑線 | ◎全員 |
その他 | 69 | 栗東市道路線の認定について | ・岡砂原線 外6路線 | ◎全員 |
その他 | 70 | 滋賀県が湖南水道広域圏に係る広域的水道整備計画を改定することにつき議会の同意を求めることについて | ・滋賀県が改定する湖南水道広域圏に係る広域的水道整備計画について 目標年度 平成27年度 計画区域 8市2町(草津市、守山市、栗東市、野洲市、湖南市、近江八幡市、東近江市(旧湖東町、旧愛東町を除く)、日野町、竜王町、甲賀市) 需要水量 325.5千㎥/日 供給水量 363.1千㎥/日 | ◎全員 |
予算 | 71 | 平成22年度栗東市一般会計補正予算(第2号)について | ・歳入歳出それぞれ 158,171千円を追加し、総額 30,494,275千円とする。 | △多数 |
予算 | 72 | 平成22年度栗東市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について | ・歳入歳出それぞれ 10,000千円を追加し、総額 5,115,246千円とする。 | ◎全員 |
予算 | 73 | 平成22年度栗東市老人医療保健特別会計補正予算(第1号)について | ・総額 2,025千円とする。 | ◎全員 |
予算 | 74 | 平成22年度栗東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について | ・歳入歳出それぞれ499千円を追加し、総額 414,761千円とする。 | ◎全員 |
予算 | 75 | 平成22年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第1号)について | ・歳入歳出それぞれ 12,306千円を追加し、総額 2,167,683千円とする。 | ◎全員 |
決算 | 76 | 平成21年度栗東市一般会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市一般会計歳入歳出決算 | △多数 |
決算 | 77 | 平成21年度栗東市土地取得特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市土地取得特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 78 | 平成21年度栗東市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市国民健康保険特別会計決算 | △多数 |
決算 | 79 | 平成21年度栗東市老人医療保健特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市老人医療保健特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 80 | 平成21年度栗東市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市後期高齢者医療特別会計決算 | △多数 |
決算 | 81 | 平成21年度栗東市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市介護保険特別会計決算 | △多数 |
決算 | 82 | 平成21年度栗東墓地公園特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東墓地公園特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 83 | 平成21年度大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度大津湖南都市計画事業栗東駅前土地区画整理事業特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 84 | 平成21年度大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 85 | 平成21年度栗東市水道事業会計決算認定について | 平成21年度栗東市水道事業会計決算 | ◎全員 |
決算 | 86 | 平成21年度栗東市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市公共下水道事業特別会計決算 | ◎全員 |
決算 | 87 | 平成21年度栗東市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について | 平成21年度栗東市農業集落排水事業特別会計決算 | ◎全員 |
予算 | 88 | 平成22年度栗東市一般会計補正予算(第3号)について | 後継プランの前倒しとして、新幹線新駅跡地の街路事業(下鈎出庭線外整備事業)の整備等を債務負担行為により23〜24年で整備していくもの | ◎全員 |
意見書 | 43 | 児童虐待防止の抜本的強化を求める意見書 | 提出者:太田浩美ほか2名 内容:児童相談所、子育て支援センター、保健所、児童養護施設など子どもに関わる専門機関や施設の増設、職員の増員を図る事ほか | ×少数 |
意見書 | 44 | 「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書 | 提出者:馬場美代子ほか2名 内容:国においては「慰安婦」問題の真相解明、被害者の尊厳回復とともに、女性に対する暴力など、女性の人権侵害の解決に向け誠実な対応をされるよう求めるもの | ×少数 |
意見書 | 45 | 鳥獣被害防止対策交付金の復活と制度の存続を求める意見書 | 削減された鳥獣被害防止対策交付金を直ちに復活されるとともに来年度以降の制度存続を強く要望するもの | ×少数 |
報告 | 平成21年度栗東市健全化判断比率及び資金不足比率の報告 |
※◎全員=全員一位による可決・承認された案件
△多数=賛成多数により可決・承認された案件
×否決=賛成少数により否決された案件
質問者 | 質 問 事 項 |
藤田 啓仁 | 1.青少年の健全育成について 2.栗東西中学校の生徒増加対応と学校運営について |
田村 隆光 | 1.豪雨災害へ万全の体制を |
池田 久代 | 1.放課後児童クラブについて 2.新しい福祉への取組みについて |
馬場美代子 | 1.国民健康保険の子どもの保険証交付と広域化問題について 2.「更なる改革」による市民犠牲押しつけと市長の政治責任は |
國松清太郎 | 1.高齢者が安心して暮らせるまちづくりを 2.鳥獣被害防止計画の更なる見直しを |
太田浩美 | 1.増え続ける児童虐待に対する相談支援体制の充実について 2.RD処分場問題 市民の視点から見る解決と地下水汚染について |