京都新聞記事
2011.6.23(木)
栗東市の旧RDエンジニアリング産廃処分場問題で、滋賀県の有害物調査検討委員会が19日、市商工会館で開かれた。県は、旧処分場全域でほぼ終了した1次調査の結果を示し、土壌中で検出された鉛などの対策を講じる考えを示した。
委員会は昨年10月に発足、廃棄物や地盤の専門家5人で構成する。この日は県側が、旧処分場地下の有害物質の分布や現状について、昨年11月から行った調査結果を説明した。周辺自治会の住民ら約50人も参加した。
34カ所のボーリング調査で採取した試料を用いて、土壌中の有害物質が地下水にしみ出している可能性を推測する試験では、ヒ素が5カ所、ふっ素が2カ 所、ほう素が1カ所で環境基準値を超えた。鉛は土壌中の含有量は10カ所で値が高かったものの、推測試験ではしみ出している可能性はなかった。
委員からは、今後の対策について、土壌の底部に遮水層などを設け、有害物質が地下水に溶け出ても外部に流出しない対策を求める意見が出た。別の委員は「技術的に難しい」「コストや時間を考慮しなければ」との考えを示した。
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