定例会・臨時会

議会改革特別委員会

2014年3月定例会

委員長報告

 それでは、議会改革特別委員会の委員長報告を行います。
 当委員会は、閉会中の去る1月24日と、2月14日に付託を受けております「議会改革の推進について」を審査するため、議長出席のもと委員会を開催いたしました。
 委員会での協議事項は、「今後の議会改革について」であり、昨年9月定例会において「栗東市議会基本条例」を制定したことを受け、4月1日の施行日までに決定しておかなければならない主な事項と、併せて今日までの懸案事項について協議を行いました。
 その結果について、以下ご報告申し上げます。

 1点目、今日までの懸案でありました、「全員協議会」の位置づけについて協議を行いました。
 地方自治法第100条第12項関係において、議会は、会議規則の定めるところにより、議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行う場を設けることができる、とされていることから、各委員より議会基本条例に規定されている「議員間討議」を行うためにも公式の会議として「全員協議会」を位置づけていく必要があるとの意見が出されました。
 当委員会では、「全員協議会」を会議規則に位置づけることを全員一致で決し、栗東市議会会議規則の一部を改正していくことを確認いたしました。
 併せて、「全員協議会」の規定整備について検討いただき、その結果、別に定める「栗東市議会全員協議会の運営等に関する要綱(案)」を制定することを確認いたしました。
 また、事務局より、本市議会会議規則はこれまで標準町村議会会議規則を引用してきた経過があり、今回の会議規則の一部改正の機会に、全国市議会議長会の標準市議会会議規則に一本化させるために会議規則の改正について調整していくことも確認いたしました。

 2点目として、「栗東市議会基本条例」に関して、「議員間討議」については、「全員協議会」の会議規則への位置づけをすることから、現時点での方向性として、全員協議会を通常の会議内容と、自由討議という部分を入れて更に充実させていく。また、議員から積極的に提案がいただけるような土壌や雰囲気が持てる議員間討議の場となるよう、各常任委員会等、全議員で作り上げていこうとする意識を高めながら、継続して取り組みを進めていくことを確認しました。

 3点目として、議会報告会・懇談会については、昨年5月に実施した結果を踏まえ、また他市の要綱も参考にしながら「栗東市議会報告会実施要綱(案)」について検討いたしました。
 要綱の名称については、「報告会」は議会報告と市民との意見交換を目的として開催し、また「懇談会」については諸団体と議会、諸団体と常任委員会等との懇談を行うことに整理をさせていただき、今後は名称を「栗東市議会報告会」とすることを確認いたしました。
 要綱(案)の項目としては、①趣旨、②開催回数、③報告会の内容、④編成及び構成、⑤報告会での役割、⑥成果及び効果、⑦資料などを規定していくことを確認いたしました。
 また、議会報告会の開催については、現在は議会改革特別委員会が主に検討・準備をしているが、今後はどうしていくのかとの意見が出され、新年度も引き続き議会報告会を行い、実施後に検証を行う中で次回以降のあり方について検討していくことを確認いたしました。

 4点目として、議員の地域での役職兼務のあり方等申し合わせ事項の見直しについては、市の予算や陳情などについて自治会長を兼務している議員が重複した立場で審査に当たることで誤解を招く恐れがあることが考えられることから、議員間で明確化しておく必要があるとの意見がありました。
 協議の結果、当委員会では、申し合わせ事項の中に「議員は自治会長との兼職を禁止する。」という項目を入れることを決定し、最終的に全員協議会ではかっていくことなどを確認いたしました。

 5点目として、昨年11月30日に開催いたしました子ども議会について、子ども議員からのアンケートの結果では、子ども議会を体験して、栗東市のまちづくり等に興味・関心を持った。なかなか経験できないのでとてもよい経験になった。子ども議会をこれからも続けたほうがよい、など多くの意見をいただき、大変好評を得ました。そうしたことから、平成26年度においても「元気創造事業」として子ども議会を実施していくことを確認いたしました。
 以上であります。
 引き続き審査を継続してまいりますが、今後も議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、議会改革特別委員会の中間報告といたします。

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