定例会・臨時会

総務常任委員会

2014年3月定例会

委員長報告

総務常任委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の14日、17日、の2日間、開催いたしました。
説明を求めるため、出席を求めた者は、市長、総務部長、政策推進部長、市民部長、市民部次長及び関係課長等であります。
当委員会が、付託を受けております案件は議案12件であります。
それでは、審査の結果につきまして、順次報告させていただきます。
まず、議案第1号 栗東市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、
 委員から、給与の昇給回復や条例の附則事項の変更内容については、職員組合には説明をされているのか。との質疑に対し、当局より、今回においても職員組合に説明をし、ご理解を得る中でご提案をさせていただいている。との答弁がありました。  
また、委員から、過去4年間の全体での抑制効果額と適用対象の基準はどうか。との質疑に対し、当局より、平成22年から平成25年の4年間で約8,400万円の抑制効果額があった。また、今回の措置は年齢を基準としたが、国家公務員との準拠を基本的に考えて判断したものである。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第2号 栗東市地域の元気基金条例の制定について、
委員から、この基金条例の用途は限定されるのか。との質疑に対し、当局より、基金への繰入をする交付金の用途については、適債性という一つの条件が付されており、それのある事業であれば用途は制限されていない。との答弁がありました。
その他質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第4号 栗東市子どもの入院療養に係る医療費の助成に関する条例の制定について、
委員から、医療費の助成方法と受給券を発券しない理由は。との質疑に対し、当局より、助成対象者への償還払いとする。また、受給券を発券しない理由としては、乳幼児を中心として、障がい、ひとり親家庭の乳幼児年齢の方は、栗東市福祉医療費助成条例に基づく助成を優先とし、既に現物支給の受給券を発券している。また、小中学生の方は、新しくできる制度であり、この対象年齢の方は入院件数が少ない状況にあることから、入院のためにすべての方が申請することは馴染まない為。との答弁がありました。
その他質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 
次に、議案第7号 栗東市消防団条例の一部を改正する条例の制定について、
委員から、勤務する者の消防団員への加入促進についての考え方はどうか。との質疑に対し、当局より、市内には多くの事業所があり、一方でサラリーマン化により市内住居地から離れている方も多くおられることから、平日の災害時には市内に勤務されている方を団員として任命できれば、災害対応も可能であるので、事業所に対しては積極的に加入していただけるよう団員の確保に努めていく。 
また、委員から、勤務地の事業所の方が何人かで加入された場合、所属分団はどのようにして決めるのか。との質疑に対し、当局より、1分団から4分団それぞれ定数が20人であり、勤務地に所在する分団に加入していただく。定員を超えるような場合は、機能的分団として事業所で活動していただけるような任免方法も検討していく。との答弁がありました。
その他多くの質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第8号 栗東市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 
次に、議案第14号 平成25年度栗東市一般会計補正予算(第7号)について のうち 関係する歳出、歳入・その他事項全般について、
委員から、公有財産購入費の庁舎拡張用地費については、第3セクター等改革推進債の代物弁済によって不要となった、その経緯はどうか。との質疑に対し、当局より、予算の見積り時点ではできる限り早期に3セク債の発行と保証債務の履行ができるよう目指していたが、仮に国県や金融機関との協議により時間を要すれば年度末になることも考えられるため、一旦予算計上を行った。しかし、願いどおり上期に保証債務が履行できたことにより、当該用地を買い戻す必要がなくなった為。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

なお、環境建設常任委員会委員長、文教福祉常任委員会委員長から、それぞれ関係する歳入、その他事項につきましても、原案のどおり可決すべきものと決した旨の報告を受けております。

次に、議案第15号 平成25年度栗東市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、
 委員から、国民健康保険システム改修委託料に関して、改正される内容と対象者は。との質疑に対し、当局より、平成26年4月から70歳から74歳の方について、今まで医療機関の患者負担が1割であったものが、国の制度改正により70歳になられた方から順次特例措置が廃止され2割負担になることから、システム内容の変更のために改修を行う。70歳から74歳の方は、おおよそ3,000人である。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第16号 平成25年度栗東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、
 委員から、普通徴収保険料の滞納繰越分の589千円は何人分か。
またその対応はどうか。との質疑に対し、当局より、滞納者はおおよそ50人であり、対応としては催告を毎年4~5回行っている。
また、75歳以上での方であるため、頻繁に臨戸訪問し、納付相談など丁寧な対応を心がけている。
また、委員から、滞納分の普通徴収と特別徴収の割合はどうか。との質疑に対し、当局より、年金天引きである特別徴収は納付率が100%であり、滞納分はすべて普通徴収である。との答弁がありました。
その他質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第21号 平成26年度栗東市一般会計予算についてのうち 関係する歳出、歳入・その他事項全般について
委員から、栗東駅周辺まちづくりコーディネート業務について、
1.平成25年度の予算額に対する執行内容はどうか。
2.市民アンケートはどのような内容で、どのように進めていくのか。
との質疑に対し、当局より、
1.予算額500万円に対し、2,688千円の業務委託契約を締結している。これは市民検討会議の意見などを踏まえ、業務内容を精査したものであり、栗東駅周辺まちづくり事業の課題や説明資料の整理、会議を進めていくに当たっての内部協議(10回以上)、職員プロジェクト会議への出席(6回)、市民検討会議(2回)、報告書等に係る事務支援が主な内容である。平成26年度は計画的に進めていきたい。
2.市民アンケートは、職員プロジェクト会議や市民検討会議でいただいたご意見をもとにした意向把握や新たなニーズを拾いあげていく。実施にあたっては、栗東駅周辺のお住まいの方を中心に、市内全域の市民、栗東駅の利用者、事業所などの意見もカバーできるよう2,000部の割り振りを検討していく。また、市の検討内容や市民検討会議でのご意見を、市ホームページを活用して情報を発信し、アンケートにつなげていく。との答弁がありました。

また、委員から、職員健康診断委託料に関し、該当職員は年々増えているのか。との質疑に対し、当局より、平成26年3月現在で計5名が休職中である。平成26年度については、職員のストレスチェックを実施していく予定であり、相談を希望する職員についても細やかに対応していきたい。との答弁がありました。

さらに、委員から、防災指導員を配置する理由は。との質疑に対し、当局より、昨年の台風18号災害を経験し、主に地域の中で防災力を高めていただくことが大きな課題であると認識しており、防災指導員と消防職員が出前講座を通じて地域の防災力を高めてもらうための助言や活動に取り組む。との答弁がありました。
その他多くの質疑の後、反対討論がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。

なお、環境建設常任委員会委員長、文教福祉常任委員会委員長から、それぞれ関係する歳入、その他事項につきましても、原案どおり可決すべきものと決した旨の報告を受けております。

次に、議案第22号 平成26年度栗東市土地取得特別会計予算については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第23号 平成26年度栗東市国民健康保険特別会計予算について、
委員から、いきいき百歳体操など介護予防につながる施策に取り組まれている一方で、毎年保険給付費の伸びを推計しているが、予防と保険料との兼ね合いはどうか。との質疑に対し、当局より、予防活動が医療費を抑制することにつなげていくことが大切である。
国の見解では、伸びの1/3は高齢化、2/3は医療の高度化であり、医療機器と薬剤の進歩により診療報酬も同様に上がっているのが原因である。健康な方が増えても医療の高度化による伸びは若干あるものと推察されるが、予防につながる健康事業に努力していく。との答弁がありました。
また、委員より、本市の国民健康保険料は県下で一番高いことから、もう少し保険料を下げる方法はないか。との質疑に対し、当局より、本市の状況は、国県からの交付金が少ない状況が続いているからであり、何とか交付金を増やしてもらえるよう例年国県要望を行っている。との答弁がありました。
その他質疑の後、反対討論と賛成討論がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第24号 平成26年度栗東市後期高齢者医療特別会計予算について、
委員から、全体の人数が増えている中で、医療費が伸びているが、後期高齢者医療広域連合において、何かレセプト審査の強化はされているのか。との質疑に対し、当局より、レセプト審査は滋賀県国民健康保険団体連合会に委託しているが、その中で医療費の更なる適正化に向けて研究をされている。との答弁がありました。
質疑の後、反対討論がありましたが、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。

以上で、当委員会に付託されました案件の主な審査結果の報告といたします。
 ご審議の程、よろしくお願いいたします。

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