定例会・臨時会

環境建設常任委員会

2014年9月24日

委員長報告

環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の9月12日、16日、17日の3日間にわたり、付託されました12議案の審査を行いました。審査のため出席を求めたものは、副市長、技監、所管の各部長、課長等であります。

それでは、順次報告をいたします。
まず、議案第59号 栗東 市道路線の廃止 については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第60号 栗東 市道路線の認定 について
委員から、霊仙寺日廣1号線の開発区域は水が溜まり易いことから、適正に指導されたい。との質疑に対し、当局から、当該開発区域は下流部で水がつきやすいため、本線の中ノ井川へ放流することとした。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第61号 平成26年度 栗東市一般会計補正予算(第2号)についてのうち 関係する歳出、歳入 について
委員から、農業委員会の活性化のためにも若手の就農者が必要と考えるがその検討は。との質疑に対し、当局から、現在、国において農業委員会の抜本的な改革を検討されており、その中で若手就農者を取り入れることが議論されている。今後、その動向を注視していく。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、関係する歳入については、可決すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。

次に、議案第64号 平成26年度 栗東市水道事業会計補正予算(第1号)について
及び、議案第65号 平成26年度 栗東市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について の
2議案については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

続いて、議案第66号 平成25年度 栗東市一般会計 歳入歳出決算認定についてのうち、関係する歳出、歳入・その他事項についてであります。
まず、審査に入る前に、平成25年度 決算関係指摘事項の処理状況について、副市長及び各担当部長より報告がありました。
また、決算事項の参考とするため、平成25年度 各部重点事業進捗状況結果表について、各担当部長より総括を、担当課長より個別事項の説明がありました。
それでは、多くの質疑がありましたが、主なものを報告いたします。

まず、環境経済部関係では、委員から、新たな資源物の回収事業は考えているのか。との質疑に対し、当局から、小型家電製品のリサイクルによるレアメタルの回収等を検討していきたい。との答弁がありました。
また、環境センターの施設維持にかかる工事や委託業務の経費削減に向けた課題と解決策は。との質疑に対し、当局から、工事や業務の中には、限られた施工業者のみが持っているノウハウ等が必要な場合が多く、業者の見積りに頼らざるを得ない状況が生じる。他メーカーで代用できる部品に転換しながら、契約では、市の設計を基として業者と金額の協議を行うことで経費削減に努めている。との答弁がありました。
また、フェニックスにおける環境センターの焼却灰の受け入れは、平成39年度までとなっているが、現在の搬入量であと何年分の猶予があるのか。との質疑に対し、当局から、あと約5年の見込みであり、焼却灰は溶融処理することで減容化に努めている。フェニックスの次期計画が整えば継続して搬入できるが、他の持込先の確保や、経費をかけてでも溶融処理するか決断が必要となる。との答弁がありました。
また、地域が抱える人と農地の課題は。との質疑に対し、当局から、安定している農地よりも担い手が不足している農地の方が多い現状があり、各対象集落にて人・農地プランを策定することで対応を図りたい。との答弁がありました。
また、獣害対策として鳥獣保護区域の解除または移動はできないのか。との質疑に対し、当局から、保護区の中にハイキングコースが存在しており、解除することでハイカーにも危険を及ぼす可能性があることから、十分検討したい。との答弁がありました。
また、ハイキングコースの参加者が増えている一方で、シャトルバスの利用者は少ない。参加者の交通手段は分析しているのか。との質疑に対し、当局から、交通手段の把握はしていないが、交通手段を自家用車から公共交通機関へ転換してもらえるような方策も必要と考える。シャトルバスの運行時間帯や便数についても、今後検討したい。との答弁がありました。
また、観光案内所の効率的かつ効果的な運用について、現在検討していることはあるか。との質疑に対し、当局から、取り扱う品物を増やすなど、できる限り充実を図っている。手原駅の利用者が少ない点が課題である。との答弁がありました。

次に、建設部関係では、
委員から、急傾斜地対策の今後の予定は。との質疑に対し、当局から、成谷地区はあと4年程度、中村地区は10月末に設計が完成し今年度から来年度にかけて施工する予定である。急傾斜地に位置していても、その多くが補助対象とならない現状があり、対策として、土砂災害警戒情報等発令時の現場確認等、避難活動を重視する必要がある。との答弁がありました。
また、木造住宅の耐震診断等について、耐震化を行っていない住宅に対してどのような指導を行っているのか。との質疑に対し、当局から、対象者への啓発を行っている。今年度は耐震セミナーを開催し、耐震診断を受診された方にも案内することで啓発を図った。との答弁がありました。
慎重審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。

なお、関係する歳入・その他事項については、認定すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。

次に、議案第71号 平成25年度 栗東墓地公園特別会計 歳入歳出決算認定について
及び、議案第72号 平成25年度 大津湖南都市計画事業 栗東駅前土地区画整理事業 特別会計 歳入歳出決算認定について の
2議案については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり認定すべきものと決しました。

次に、議案第73号 平成25年度 大津湖南都市計画事業 栗東新都心土地区画整理事業 特別会計 歳入歳出決算認定について
委員から、未返還の土地はどの程度あるのか。との質疑に対し、当局から、未整備の1筆を除いて来年度で返還は完了する。との答弁がありました。
次に、議案第74号 平成25年度 栗東市水道事業会計 決算認定について
委員から、昨年10月に水道料金の値上げをしても、依然として給水原価が供給単価を上回っている。水道使用量が減少する方向で推移していくと、新たな値上げも検討しなければならないのか。との質疑に対し、当局から、現在の試算では計画期間の10年間は安定経営できる見込みだが、将来的には再度見直しする必要がある。との答弁がありました。
また、給水単価が高い要因として、県水を使用していることが挙げられる。県における経費削減の取り組み状況は。また、市としても要望するべきではないか。との質疑に対し、当局から、県水は緊急時等にも安定して供給されることから、自己水とバランスをとりながら約4割を県水としている。各種会議等で経費削減を要請しており、企業庁に対しても意見交換会等の機会を利用して同様に要請していきたい。との答弁がありました。

審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で可決 及び 認定すべきものと決しました。

次に、議案第75号 平成25年度 栗東市公共下水道事業 特別会計歳入歳出決算認定について
委員から、下水道未接続世帯の解消に向けた取り組みは。との質疑に対し、当局から、職員による訪問を行っているが、接続しない理由として、経費面の問題や浄化槽の処理で十分だという認識などがある。下水道の役割と必要性を理解していただけるよう、今後も未接続者に対して啓発を継続していく。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり認定すべきものと決しました。

次に、議案第76号 平成25年度 栗東市農業集落排水事業 特別会計 歳入歳出決算認定については、
質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。

なお、以上の決算関係については、環境建設常任委員会として指摘事項を取りまとめ、当局に申し入れをいたしましたので申し添えます。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。

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