2014年6月
文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の６月１９日に開催し、今定例会において付託を受けました議案２件、請願書２件の審査を行いました。
なお、説明を求めるために出席を求めた者は、教育長、関係部長・理事・課長であります。
それでは審査結果について報告をさせていただきます。
まず、議案第３５号 専決処分事項の報告について 専決処分第３号 平成２５年度栗東市一般会計補正予算（第８号）のうち 関係する歳出、歳入・その他事項については、多くの質疑がありました。その主なものとして、
１．予防接種事業の子宮頸がん委託料が減額されたが、本市においてワクチン接種後の副作用の影響を受けた方はおられるのか。
２．住宅改造支援事業は４件問い合わせがあり、１件の補助であるが３件については補助申請されていないのか。
３．子どもにこにこサポーター事業、生徒支援事業、特別支援教育推進事業、小１すこやか支援員事業であるが、減額されたのはすべて予定どおり雇用できなかったということか。その理由は。
４．特別支援教育支援員とは、どのような支援員なのか。
との質疑に対し、
１．本市においては、予防接種にかかる副反応例は聞いていない。
２．住宅改造支援事業の３件は補助申請されていない。１件は在宅重度障がい者住宅改造費助成金の対象者であり、一生涯３５０万円助成できるものである。予算の精査による差額分７２万５千円を減額したものである。
３．ほとんどが緊急雇用で、特別支援教育推進事業以外は県費の緊急雇用で対応した。その理由は、雇用までに空き期間があった、あるいは予定していた人員の必要がなかったということである。
特に小１すこやか支援事業は、３１人以上の学級において配置する事業であるが、平成２５年５月１日現在では３１人以上の学級が５クラスであったため、５人の雇用で対応でき大幅な減額となったものである。
４．教員免許所有者で、各学校に１名配置している。授業に前向きに取り組めない、学習に集中できないときなどに個別に対応し、フォローする方々である。
との答弁がありました。
本案は、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり承認すべきものと決しました。
なお、議案第３５号 専決処分事項の報告について 専決処分第３号 平成２５年度栗東市一般会計補正予算（第８号）のうち 関係する歳出、歳入・その他事項については、原案のとおり承認すべきものと決した旨を、総務常任委員会委員長に報告いたしております。
次に、議案第３８号 専決処分事項の報告について 専決処分第６号 平成２５年度栗東市介護保険特別会計補正予算（第３号）について では、
１．介護給付費準備基金積立金の残高は。
２．来年度からの第６期介護保険事業計画の策定の見込みは。
３．報道では、医療介護総合法が成立したとのことであるが、第６期の介護保険事業計画策定との関係は。
との質疑に対し、
１．平成２５年度末の基金残高は、７千７５０万１千円である。
２．第６期の介護保険事業計画、高齢者保健福祉計画については、今年度策定で来期からの３年間の計画であるが、策定作業はこれから始まり、第１回目の委員会を７月７日に予定している。
３．法律は成立したが、大きく骨格は変わらないと認識している。詳細は、今年度、本市で予定している介護保険事業計画策定で検討していきたいと思っている。
との答弁がありました。
本案は、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり承認すべきものと決しました。
次に、請願書第２１号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書 については、
委員から
手話言語法を制定することで、手話でコミュニケーションを取られる方々に対して、環境整備が法的に保障されることであるので、法の制定は必要である。との意見があり、他の委員もそのことに対して、全員「了」とすることを確認しました。
慎重審議ののち、討論はなく、採決の結果 全員一致で採択すべきものと決しました。
次に、請願書第２２号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する請願書 については、
委員から
請願書の内容は、肝機能障害の認定基準の緩和などであるが、身体障害者手帳は実態に応じた認定制度にするべきであり、国のウイルス性肝炎・肝がんに係る医療費助成制度も限定的であるので、国に対して意見書を提出すべきである。との意見があり、他の委員もそのことに対して、全員「了」とすることを確認しました。
慎重審議ののち、討論はなく、採決の結果 全員一致で採択すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。