定例会・臨時会

総務常任委員会

2021年9月28日

委員長報告

予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の9月10日に開催し、付託されました7議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、副市長、教育長、所管の各部長、次長及び各課長等であります。

審査の内容と結果につきまして、報告いたします。
審査の方法は全体会方式で質疑を行いました。

まず、
議案第65号
令和3年度栗東市一般会計補正予算(第5号)について

主な質疑を所管毎に報告いたします。

総務所管事項では、

情報システム管理事業について、

委員より、
これまでも、コロナ対策としてテレワーク関連のことがあがっていたが、試用期間、開始時期は。
との質疑に対し、
昨年度からテレワークを試験的に実施している。当初は、テレワーク専用の端末がない状態であり、職員個人の私物パソコンを使い、自宅でテレワークをするという形をとっていたため、専用ソフトのインストールが必要で、通信環境等にも不都合な点があった。
昨年度、テレワーク端末として10台を確保したが、今回は通信環境の整備をしていく。昨年度は、試験的な運用だったが、今年度、テレワーク実施規程を策定した。
との答弁がありました。

また、委員より、
問題点など、テレワークを実施した者への聞き取りなどは行ったのか。
との質疑に対し、
昨年度、テレワークを実施した職員は6人である。その職員に聞き取りを実施した。その結果をもとに通信機器を導入し、専用の端末を増やした。
コロナ対策以外にも働き方改革やICT活用による業務効率化を目指し、できる職場で順次テレワークを実施していきたい。
との答弁がありました。

次に、男女共同参画社会推進事業について、

委員より、
コロナ禍の中で不安を抱える女性への相談支援と生理用品配布の2つがあるが、具体的なサポート方法は
との質疑に対し、
生理用品を取りに来られた方に相談事業を実施し、内容に基づき、必要な支援に向けた相談窓口につないでいく。
との答弁がありました。

また、委員より、
教育機関との連携はどうなっているのか。
との質疑に対し、
市内の小中学校に対し相談を行うとともに、教育委員会を通じ、学校教育現場と連携する中で、生理用品配布の際には、支援を必要とされる相談窓口につなぐチラシを配布するなどしていきたい。
との答弁がありました。

次に、環境建設所管事項では、

企業立地推進事業について、

委員より、
産業振興アドバイザーをこの時期に雇用する必要性とその業務内容は。
との質疑に対し、
東部開発関連のインフラ整備に対して、県にも応分の負担を求めるべく要望や開発要件の調整等を進める中で、その折衝やパイプ役を担う人材の必要性が高まったためである。業務内容は産業経済分野に関する、職員への助言、実務指導を通した業務推進、また、人材育成等が図れることを期待するもの。
との答弁がありました。

また委員より、
産業振興アドバイザーが来られることでどのように変化するのか、また、パイプ役として影響力のある方なのか。
との質疑に対し、
県の関連部署との調整や具体的な要件の確認ができる。パイプ役としては、商工観光労働部次長や農政水産部理事を歴任されている県職のOBの方に来ていただき、県との折衝をスムーズに行っていきたい。

との答弁がありました。

次に、文教福祉所管事項では、

新型コロナウイルスワクチン接種推進事業について、

委員より、
需用費の流用対応額48万5千円はどの科目からの流用か。
との質疑に対し、
委託料から流用した。当初、年齢を区切り予約を行う予定をして いたが、年齢を前倒しして早く接種いただくために急遽ハガキを送ることになり、委託料から流用した。
との答弁がありました。

次に事務局運営経費(学校教育課)について、

委員より、
校務アシスタントの勤務時間と職務内容は。
との質疑に対し、
勤務時間は1日8時20分から16時50分のうち5時間、週5日間、期間は10月から3月までの6ケ月分である。勤務内容は プリントの印刷、そのクラスごとの仕分け、教材の準備、コロナ禍での消毒作業などである。
との答弁がありました。

次に、後期高齢者保健事業(健診)について、

委員より、
当初予定していた保健師採用がコロナの関係でもあり採用できず、栄養士を採用したということだが、業務内容が違うと思うが、実際の業務に支障はないのか。
との質疑に対し、
今年度から開始する高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業に関わる、主に生活習慣病予防のための保健指導や受診が必要な人への受診勧奨が業務であり、食生活改善に関する指導が多い。採用の管理栄養士は特定保健指導の実務者講習を受けており、実際に特定保健指導も実施するに当たり適切な人物ということで採用 した。実際の業務に支障は来たしていない。

質疑ののち、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。


次に、
議案第66号
令和3年度栗東市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、

質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

次に、
議案第67号
令和3年度栗東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、

質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

次に、
議案第68号
令和3年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第1号)については、

質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

次に、
議案第69号
令和3年度栗東市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)については、

農業集落排水事業推進経費について、

委員より、
なぜ今の時期に補正を組むのか。
との質疑に対し、
公共下水道会計の経営シミュレーションや、将来的な下水道運営の把握をしなければならないため、できるだけ速やかに実施できるよう補正をお願いしている。また、全体的な事業会計としても、できるだけ早く進めたいと思っている。

との答弁がありました。

また委員より、
トーマツとの委託期間はいつまでか。
との質疑に対し、
今年度1年間の委託期間であり、国の制度を活用し無償で経営相談を受けている。
との答弁がありました。

質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

次に、
議案第77号
令和3年度栗東市一般会計補正予算(第6号)については、

質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

次に、
議案第78号
令和3年度栗東市水道事業会計補正予算(第1号)については、

委員より、
日本水道協会の保険料はどれくらい払っているのか。また、保険金額は最高どれぐらいまで補償されるような制度になっているのか。
との質疑に対し、
水道賠償責任保険として年間で、30万9,660円を支出しており、水道事故による、いろいろな損失が考えられる場合に、補償賠償保険として最大2億円が補償される。
との答弁がありました。

また委員より、
漏水事故の原因を究明されたのか。また、補修費用が補正に上がっていないが既決の予算で対応できているのか。
との質疑に対し、
水道本管の修繕については、水道の修繕等の費用をもって対応しており、既決予算内である。また、事故原因は、管路の老朽化であり、老朽度及び優先度などを考えた、老朽管対策をこれから考えていく。
との答弁がありました。

質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

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