定例会・臨時会

予算常任委員会

2021年6月29日

委員長報告

予算常任委員会委員長報告
(令和3年6月29日)

予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の6月22日に開催し、付託されました3議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、所管の   各部長、次長及び各課長等であります。

審査の内容と結果につきまして、報告いたします。
審査の方法は全体会方式で、総務、環境建設及び文教福祉の所管 事項毎に質疑を行いました。

まず、議案第38号専決処分事項の報告について
 歳入について、まず繰越明許費補正について、
 委員より、保安林解除の事前相談申請について、1月下旬の県との協議から3月中旬に林野庁の指示があるまで何をしていたのか。
また、指示があったポイントはどこか。との質疑に対し、
 1月下旬の県の見解を受け、その後、解除理由の根拠資料等の作成を行い年度内の完了を見込んでいたが、資料が作成できた3月 中旬に県から解除理由について、方針変更の指示を受けた。
 その指示のポイントは、産業拠点の形成に不可欠な道路整備で あるという理由を第一義としていたが、道路ネットワーク上必要となる道路整備であることを第一義の理由と改めるよう指示が あったものである。との答弁がありました。

次に、減収補填債について、
 新型コロナウイルスによる影響もあるのではないかと思うが、 約2億4千万円の金額は近年で多いのか少ないのか、例年の推移とあわせて説明してほしい。との質疑に対し、
新型コロナウイルスによる影響もあり、例年よりも多い。との答弁がありました。

また、委員より、
法人税の動向が大きいのか、個人の所得税が影響するのか、分析は。
との質疑に対し、
 減収補填債は法人税などが対象なので、法人税割の収入が大きく影響する。法人税割の減収分に加えて、今回は新型コロナウイルス感染症への対応として、地方消費税交付金、市たばこ税なども拡大対象になるので、減収補填債だけをとらえれば、例年よりは多く 発行していることになる。との答弁がありました。

次に、ふるさと応援寄附金について、委員より、
 今回新たに市民団体の活動、市民活動団体に対する寄附が設けられたと思うが、市民活動団体への寄附の中身・内容は分かるか。 市民団体への支払いは今回入っていないように思うが、いつの 時点で出てくるのか。との質疑に対し、
「未来へつなぐ市民活動応援事業」への寄附は3団体の合計で61件、473万6千円である。令和3年度の補助金申請で事業実施の流れになる。との答弁がありました。

また、委員より、
 市民活動団体への473万6千円が入ってきたが、全体としては、約5,500万円の入りだが、結果としてはどのように考えているのか。との質疑に対し、
 昨年度と比べて、ふるさと応援寄附金の結果は微増、横ばいである。  
 さまざまな取り組みを進めてきたが、大幅増にはつながっていない。寄附金増に向けた取り組みを引き続き行っていきたい。との答弁がありました。

その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で承認すべきものと決しました。

次に、議案第40号令和3年度栗東市一般会計補正予算(第3号)については、
 まず、消防団活動推進経費について、委員より
 廃棄される小型動力ポンプについて、まだ現役で動いている小型ポンプはこの後どうなるのか。下取りに出して引き取ってもらったり、需要があれば、海外での活用もあると思うが、処分されるものの扱いはどうなっているのか。との質疑に対し、
廃棄を基本としている。いただいた提案については検討する。との答弁がありました。

次に、単独道路新設改良事業について、委員より、
 工事経験者が少なく事務が立ち行かないことから事務補助員を 雇用しているのか。との質疑に対し、
 令和3年度は工事担当者の4人中2人のみが工事経験者であり、今年度は工事の関係業務が集中するため、その事務的な補助をしていただく会計年度任用職員1人をお願いするもの。との答弁がありました。

次に、新型コロナウイルスワクチン接種推進事業について、委員より、
 使用料及び賃借料にあるリースの公用車の使い方は。との質疑に対し、
 ワクチン接種推進室事務所のある、なごやかセンター、集団接種 会場のアルプラザ栗東との往復、また市役所、済生会病院、草津栗東医師会との事務連絡に使用している。との答弁がありました。
また、今後、64歳以下の接種が始まっていくが、今後の補正予算で必要とされるものは何と考えているか。との質疑に対し、
 これから先の費用としては、人件費の増額が中心になると考えている。との答弁がありました。

また、64歳以下の方の大規模接種センターでの接種のための接種券の申込者数は。との質疑に対し、
約20~30名の方に発行している。との答弁がありました。

また、集団接種・医療機関での個別接種・介護施設での接種・職域接種についての内容を問う質疑に対し、
 集団接種については、医師は医師会での調整により来ていただいており、64歳以下の方への接種は7月に入り基礎疾患のある方から優先的に行い、7月中旬にはすべての方へ接種券を送付する。
 医療機関での接種について、予約や経理などの事務は直接、市は 行っておらず、ワクチンの手配を行っている。
 介護施設での接種は施設の嘱託医が行っている。
 職域接種は現在、3事業所が国で認められ、あわせて商工会が準備されていると聞いている。との答弁がありました。
 さらに、委員より
 早期にワクチン接種が進むよう、大規模接種会場を含む接種情報をできるだけ早く市民に提供し、啓発方法を考えるよう意見がありました。

その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

次に、
議案第53号令和3年度栗東市一般会計補正予算(第4号)については、学校サポート支援員等事業について、
委員より、
 厚生労働省が全国10市町村程度を選定したということだが、 本市から応募したのか。との質疑に対し、
本市が昨年度に申請し、認定を5月末にいただいたものである。との答弁がありました。

また、この事業の実施は7か月間か。また、中学を卒業したその先まで サポートを行う機関があるのか。との質疑に対し、
 年度単位の補助金のため7月から3月まで。この事業では中学生期にある子どもに支援をしていきたい。との答弁がありました。

また、7月から3月で見えてくるものは。またこれ以降にどう生かし、 つなげていくつもりか。との質疑に対し、
 子どもの悩みを聞き、居場所をつくるために関係機関につないでいくことは確実にできるものと考えており、その辺りをしっかりと見ていきながら、市・県で配置のスクールソーシャルワーカーと連携を進めていきたい。また、今年度の成果については、集約をしていく予定である。との答弁がありました。

 また、事業実施の背景として、市内の子どもの居場所等が不明確で、適切なつなぎが行われていない、庁舎内での連携が不十分である、自死への対応に関する理解が不十分で系統的な取組が出来ていない中での取り組みが、今回のスクールソーシャルワーカーの配置ということで間違いないか。との質疑に対し、
 中学生においての自死の危険性というのは、まだそう高くはないであろうと認識している。ただしその子どもの居場所を今しっかりと確保しないと、将来的な子どもの困りにつながる。中学生をターゲットにしてしっかりと居場所を確保し、こういうときにはここに相談すればいいんだという相談窓口をつくれたらと考えているところである。との答弁がありました。

次に、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業について
 自立支援金事業の該当者は条件的に絞られた人たちであり、今まで社協などに再貸付の書類を出しているなど、要件がそろって いると思うが、提出書類はどのようなものになっているか。との質疑に対し、
 申請に伴っての書類は、申請書、住民票、所得・資産要件が分かるような給料明細書、家族全員の方の通帳のコピー等である。との答弁がありました。

 その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

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