定例会・臨時会

予算常任委員会

2019年12月16日〜12月18日

委員長報告

予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の12月16日に開催し、付託されました8議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、所管の各部・ 次長及び各課長等であります。
審査の内容と結果につきまして、報告いたします。
審査の方法は全体会方式で、総務、環境建設、文教福祉の各所管事項毎に質疑を行いました。
まず、議案第76号 令和元年度栗東市一般会計補正予算(第4号) について、
主な質疑を各所管毎に報告いたします。
総務所管事項では、各所属全般の時間外勤務と有給休暇の取得については、所属ごと各職員の時間外勤務時間を集計している。集計したもの を所属長に確認するよう通知し、必要であれば産業医との面談につ いて配慮するよう対応を図っている。有給休暇の取得状況については、平均 8.3 日である。
減債基金積立金で、土地の売却については、
より安定的な財政運営をしていくために、売れる土地は積極的に 処分して基金に積み立てる対応をしていく。今回は公社が持っていた土地なので減債基金に積み立てるが、一般財産の売却分については、財政調整基金の積み立てなども考慮していく。
馬事業企画経費で、ポータルサイトの広告料の効果については、
新たに「楽天ふるさと納税」のサイトを加えた。上半期の実績では、 「ふるさとチョイス」74%、「楽天ふるさと納税」6%、「ふるまる」 2%、窓口18%であり、広告・PRに一定の効果はあったとみてい る。今回の補正については、全般的に見込みが倍増したためである。
地域コミュニティ推進事業で、コミュニティ助成事業の採択については、公平を期するため、くじ引きで優先順位を決めている。3団体申請 をしたが、採択は2団体であった。来年度についても、10月に3団体申請している。
債務負担行為補正で、(仮称) 企業立地推進戦略策定委託については、
市の方針として、企業立地を促進するという方向性を持って、まず は、どこに企業立地ができるのか、年度内は内部でその戦略を検討す る。
年度が替わって外部を入れた策定委員会を設置し、企業立地推進計画として、総合計画、国土利用計画、都市計画マスタープランと整合がとれるよう対応していきたい。
農業振興地域については、今後新たに、農業振興基本計画を策定していくことを考えている。市内の農地をどのように活用していくか、農業団体、地権者、また議会とも相談をしながら、農業についても対応していきたい。
次に、環境建設所管事項では、交通安全施設整備事業で、交通安全施設整備工事については、5月に関係部局において、未就学児の散歩コースの緊急点検を行った。外側線、巻き込み線の消えている部分、薄くなっている部分など、緊急的に対処すべき箇所が14箇所あった。今後さらに、市全体として対策・対応を考えていく必要があると考えている。
キッズゾーンの指定については、幼児課を中心として、道路管理者、交通安全部局と検討をしている段階であり、具体的な取り組みは今のところはない。
環境衛生推進経費で、墓じまいの傾向がある中、墓地公園の現在の使用状況については、1,250程度の区画に対して空き区画が33区画あり、使用率は 約97%である。使用率が下がると管理にかけられるお金そのものが減ってしまうので、2割、3割の空きが出ると、全体の事業費として、管理費だけでは足りなくなる可能性が出てくる。
今までは年に1回の募集、抽選で使用区画を決めていたものを、来年4月からは随時申込みとし、より申込みをしやすい形に変更する予定である。
農畜産物処理加工施設管理運営事業で、アグリの郷の修繕料については、基本的には指定管理施設であるので、施設に関わる部分については市が負担し、会社の運営に関する部分については、指定管理者に負担をいただくという原則のもとで区分をしており、詳細は指定管理者施設の運営指針に基づいて協議を行い、リスク分担を行っている。
次に、文教福祉所管事項では、学童保育所管理運営事業で、大宝小学校の空き教室を利用して学童保育所を開設することについては、
学校側としても、同じ小学校の児童でもあり、長期休暇の部分なども踏まえ、よりよい子どもの環境づくりとなるよう、関係課等と十分に協議をしていきたい。
児童館管理運営経費で、葉山児童館を仕切って学童保育所として使用することについては、来年度から学童保育の人数が増える見込みがあり、図書室に加えて隣接する集会室を学童保育所として使うことに伴い、児童館の乳幼児用スペースを設けるために、備品、本棚などで区分けを明確にしたい。
今後、学童保育所の需要への対応については、児童館の活用、小学校の余裕教室の活用、民設の学童保育所の誘致も含めて応えていきたいと考えている。
児童生徒支援室設置事業で、教育相談員の体制については、当初、週4日で2名の相談員を募集し、3月末に決まったが、1名がどうしても週に2日しか勤務できないということで、心理判定員のサポートをいただきながら対応している。
教育相談は、人間関係が非常に大事であり、出来る限り同じ方に勤めていただき、保護者、子どもとの信頼関係を築きながら、相談業務を行っていきたい。
その他多くの質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第77号 令和元年度栗東市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第78号 令和元年度栗東市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第79号 令和元年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第2号)について、主な質疑として、
過年度国庫負担金等返還金については、 低所得者保険料軽減制度というのがあり、第一段階で軽減を受けておられた方が、世帯員が課税になったことで、第4段階に変わった ことによるものである。
包括的・継続的ケアマネジメント支援事業で、人材確保については、全体的に専門職が雇用しにくい状態であり、不足の部分については、職員が、フォローにまわっている。新年度に向けて、なんとか確保できるよう努めたい。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決 すべきものと決しました。
次に、議案第80号 令和元年度大津湖南都市計画事業栗東新都 心土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第81号 令和元年度栗東市水道事業会計補正予算(第 1号)について、主な質疑として、 水道事業のキャッシュ・フローの状況については、 業務活動によるキャッシュフローがプラス、投資活動および財務活動によるキャッシュフローがマイナスである状態が比較的良好な 経営状態と言われているが、本市の場合、財務活動によるキャッシュ フローがプラスになっている。これは、今後の返済に伴う負担増加が 想定されるキャッシュフローであると考えている。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決 すべきものと決しました。
次に、議案第82号 令和元年度栗東市公共上下水道事業会計補 正予算(第1号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべ きものと決しました。
次に、議案第83号 令和元年度栗東市農業集落排水事業特別会 計補正予算(第1号)については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり可決すべ きものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査 結果の報告といてします。
ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

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