定例会・臨時会

予算常任委員会

2017年9月29日

委員長報告

予算常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の9月14日に、付託されました3議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、所管の各部長及び各課長であります。

審査の内容と結果につきまして、報告いたします。

議案第65号 平成29年度栗東市一般会計補正予算(第1号)について、

まず、歳出では、戸籍住民基本台帳管理経費について、

社会保障・税番号制度対応システム改修では、旧姓を併記できるようにすると説明があったが、外部委託先がプログラムを作製されるのか。また、システム改修には、かなりプライベートに関わる内容を含んでいるが、業者における守秘義務についてはどのように担保されるのか。

との質疑に対し、当局より、

基幹系のシステム業者に委託する予定である。また、住民情報等を保有していることから、個人情報保護を規定した契約を締結する。

との答弁がありました。

また、農畜産物処理加工施設管理運営事業について、
委員より、

野菜陳列棚等の備品購入は、当初予算の編成時に予見できたのではないか。また、屋外販売スペースの改修工事は、いつから実施しているのか。

との質疑に対し、当局より、

当初予算時の見込みでは、増築工事が今年度いっぱいかかる予定であったが、工事の進捗により年内完了の運びとなったため、それに合わせる形で陳列棚が必要となった。
9月から取り壊し作業を行っており、完了次第、本体の建築工事に移る。滋賀県甲賀土木事務所に建築確認の申請を行っており、9月中には許可が下りる見込みである。

との答弁がありました。
また、委員より、

電気設備の増設やガス管の延伸等は、当初予算編成時から予見できたのではないか。安易に補正するのではなく、十分に当初予算を検討いただきたい。

との質疑に対し、当局より、

増築部分の利便性を向上させるための延伸等もあるが、大半は、建築確認の指導の中で、既存施設についての修正指示事項に対応するためである。

との答弁がありました。

また、市営住宅維持補修事業について
委員より、

水道管破裂の原因と、他の住宅の点検状況は。

との質疑に対し、当局より、
水道管の中の劣化部分に水圧がかかり、ジョイント部分が開いて漏水した。残りの修繕・点検については、入居者がおられるという状態や、経費が非常に高いということからも、来年度以降、市営住宅の長寿命化の中に含めた形で実施していきたいと考える。

との答弁がありました。
また、委員より、

「修繕は最低限でよいので、市営住宅に早く入居したい」という声を聞くが、市の考えは。

との質疑に対し、当局より、

修繕後に時間が経過し、再度修繕が必要とならないように、入居が決定した段階で修繕を行っている。6月募集の際には、入居決定後に修繕工事の発注をかけたが、工事の段取り上遅れが生じ、入居を待っていただいたという経緯がある。
募集内容については、過去の申し込み状況を勘案し決定している。

との答弁がありました。

また、保育園施設改修事業について
委員より、

保育園棟の遊戯室を改修して、2室の保育室にするとの説明であったが、工事の内容は。

との質疑に対し、当局より、

保育園棟の遊戯室の面積が150㎡であるので、55㎡の保育室を2室設置することができる。遊戯室の天井が高いので、低くした天井を設置する。

との答弁がありました。
また、就学援助事業について
委員より、

今年度の新入学学用品費の対象者は、何人か。また、来年度の見込みは。

との質疑に対し、当局より、

今年度に新入学学用品費を支給したのは、小学生で42人、中学生で56人。来年度の支給見込数は、小学生で57人、中学生で68人である。

との答弁がありました。

また、中学校大規模改造事業について
委員より、

配膳用エレベータの必要性は、事前にわかったのではないか。なぜ、当初の計画に組み込まなかったのか。

との質疑に対し、当局より、

当初の見込みが不十分であった。学校給食共同調理場から届けられた給食を速やかに生徒に届けるため、計画を変更した。

との答弁がありました。

次に、歳入では、不動産売払収入について、
委員より、

土地の売払収入を基金に入れることはしないのか。

との質疑に対し、当局より、

土地代として1,794万円を見込んでいる。補償費は約878万円を見込んでいる。この合計額の7割を今年度の歳入として見込んでいる。
U字側溝、ブロック、フェンス等の現状復旧に要する部分は、来年度の歳入として計上し、工事発注に係る部分は歳出として計上する予定である。

との答弁がありました。

質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員一致で「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

次に、議案第66号 平成29年度栗東市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、
まず、前年度繰越金について、

来年度から県が保険者となるが、一般会計からの繰り入れは、なくなるのか。

との質疑に対し、当局より、

平成30年度から国民健康保険は、都道府県化される。一般会計からの繰り入れについて、8月31日に滋賀県が県下統一の国民健康保険の運営方針を策定された。その方針において、補填目的の法定外一般会計からの繰入金のうち、保険料の負担緩和を図るための繰り入れは、平成35年度末までに段階的に解消するとされた。栗東市においては、保険料の負担緩和を図るための繰り入れは、行っていない。一般会計からの繰り入れは、福祉医療費の波及分に関するもので行っている。

との答弁がありました。

質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員一致で「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

次に、議案第67号 平成29年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、
まず、一般管理経費について、

2人の事務補助員を6ヶ月間雇用するとのことであったが、雇用の条件はどうなっているのか。

との質疑に対し、当局より、

時間給820円で、1日7時間、月15日間勤務としている。業務は、介護保険の事務処理と窓口対応を考えている。

との答弁がありました。

質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員一致で「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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