定例会・臨時会

上程議案提案理由

2021年3月1日

提案理由

それでは、本日上程されました、議案第2号から議案第31号までの30議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

はじめに、議案第2号から議案第11号までの10議案につきましては、令和3年度の一般会計ほか、各会計の予算であります。

新年度予算につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大から 市民生活や地域経済を守るための対策を講じることを第一義とする中で、まちの活力維持・向上を図り、地域資源やまちの魅力を活かしたより一層の施策展開を図ることとし、非常に厳しい財政状況の中で必要な行政サービスの提供を組み込み、将来にわたる市民サービスの向上のため、引き続き「いつまでも住み続けたくなる安心な元気都市栗東」の実現を目指し、予算編成を行いました。

それでは、新年度予算の説明を申し上げます。
まず、議案第2号 令和3年度 栗東市一般会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ261億2千万円と 定めるものであり、前年度当初予算に比較して、10億700万円、4.0%の増となっております。
歳入予算のうち市税では、コロナ禍の影響による経済の落ち込みによる減少を見込み、全体としては、128億2千170万円とし、  前年度当初予算に比較して、4.9%の減で計上しております。
地方交付税につきましては、税収等の減少を踏まえ、令和3年度は交付団体であると想定し、普通交付税を2億2千900万円、臨時 財政対策債を6億2千100万円、特別交付税を1億7千400万円計上しております。
また、新型コロナウイルス感染症への対応にかかる地方創生臨時 交付金を1億530万円計上しました。
一方、歳出予算では、財政健全化に向けた取り組みを図りながらも、第一に新型コロナウイルス感染症対応の予算を計上し、国の施策や 社会経済情勢の変化等に伴い必要なもの、総合計画の政策の柱となる「5つの安心」に基づき優先順位の高いもの、地域の特色や魅力を 活かした施策展開にかかるもの、市民生活の安全安心につながるものを重点化し、建設事業を含めて、予算に盛り込んでおります。
また、第2条債務負担行為及び第3条地方債につきましては、長期にわたる事業として取り組むもの、財源確保並びに歳出予算に見合うものであり、第4条では、一時借入金の借入れの最高額を50億円と定め、第5条では、歳出予算の流用を定めるものであります。

次に、議案第3号 令和3年度 栗東市土地取得特別会計予算に つきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1億2千 392万4千円と定めるものであります。
歳出につきましては、公債費等であり、歳入につきましては、繰入金等を計上しております。

次に、議案第4号 令和3年度 栗東市国民健康保険特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ53億 3千771万円と定めるものであります。
歳出につきましては、保険給付費、保健事業費及び国民健康保険 事業費納付金等であり、歳入につきましては、国民健康保険税、国庫支出金、県支出金及び繰入金等を計上しております。
また、第2条では、一時借入金の借入れの最高額を2億円と定め、第3条では、歳出予算の流用を定めるものであります。

次に、議案第5号 令和3年度 栗東市後期高齢者医療特別会計 予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ6億7千229万6千円と定めるものであります。
歳出につきましては、総務費及び後期高齢者医療広域連合納付金等であり、歳入につきましては、後期高齢者医療保険料及び繰入金等を計上しております。

次に、議案第6号 令和3年度 栗東市介護保険特別会計予算に つきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ40億  536万1千円と定めるものであります。
歳出につきましては、保険給付費及び地域支援事業費等であり、 歳入につきましては、介護保険料、国庫支出金、県支出金、支払基金交付金及び繰入金等を計上しております。
また、第2条では、歳出予算の流用を定めるものであります。

次に、議案第7号 令和3年度 栗東墓地公園特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ526万8千円と定めるものであります。
歳出につきましては、衛生費であり、歳入につきましては、使用料及び手数料等を計上しております。

次に、議案第8号 令和3年度 大津湖南都市計画事業栗東新都心土地区画整理事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ7千232万2千円と定めるものであります。
歳出につきましては、土木費及び公債費であり、歳入につきましては、繰入金等を計上しております。
 また、第2条では、一時借入金の借入れの最高額を1億円と定めるものであります。

次に、議案第9号 令和3年度 栗東市水道事業会計予算につき ましては、収益的収入及び支出につきまして、収入総額を13億1千114万5千円、支出総額を12億9千237万5千円とし、資本的収入及び支出につきまして、収入総額を3億4千984万円、支出 総額を7億2千583万4千円と定めるものであります。
なお、資本的収支での不足額は、建設改良積立金、損益勘定留保  資金及び当年度消費税資本的収支調整額で補填するものであります。
また、第2条では業務の予定量を、第5条では企業債を、第6条  では一時借入金の限度額を、第7条及び第8条では経費の流用を、 第9条では、たな卸資産購入限度額の事項を、それぞれ定めるものであります。

次に、議案第10号 令和3年度 栗東市公共下水道事業会計予算につきましては、収益的収入及び支出につきまして、収入総額を17億7千125万7千円、支出総額を16億3千371万5千円とし、資本的収入及び支出につきまして、収入総額を9億4千853万円、支出総額を16億7千543万2千円と定めるものであります。
なお、資本的収支での不足額は、減債積立金、損益勘定留保資金  及び当年度消費税資本的収支調整額で補填するものであります。
また、第2条では業務の予定量を、第5条では企業債を、第6条では一時借入金の限度額を、第7条及び第8条では経費の流用を、  第9条では、他会計からの補助金の事項を、それぞれ定めるもので あります。

次に、議案第11号 令和3年度 栗東市農業集落排水事業特別 会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ3千476万3千円と定めるものであります。
歳出につきましては、農林水産業費及び公債費であり、歳入につきましては、使用料及び手数料、県支出金及び繰入金等を計上しております。

次に、議案第12号から議案第18号までの7議案につきましては、令和2年度の一般会計ほか、各会計の補正予算であります。

まず、議案第12号 令和2年度 栗東市一般会計補正予算   第10号につきましては、
歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、5億2千366万9千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、334億976万6千円とするものであります。
歳出につきましては、衛生費、農林水産業費の増額、議会費、総務費、民生費、商工費、土木費、消防費、教育費の減額であります。
歳入につきましては、地方譲与税、地方交付税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金、繰入金、諸収入、市債で調整しております。
第2条 繰越明許費補正につきましては、市道整備事業ほか11 事業を繰り越すために追加するものであります。
第3条 地方債補正につきましては、道路整備事業ほか11事業を事業費の増減等に伴い変更するものであります。

次に、議案第13号 令和2年度 栗東市国民健康保険特別会計 補正予算 第4号につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、152万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、57億9千283万9千円とするものであります。
歳出につきましては、保険給付費の減額であり、歳入につきましては、国民健康保険税、国庫支出金、県支出金で調整しております。

次に、議案第14号 令和2年度 栗東市後期高齢者医療特別会計補正予算 第2号につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出 それぞれ、385万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、6億6千589万4千円とするものであります。
歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金の増額であり、歳入につきましては、後期高齢者医療保険料で調整しております。

次に、議案第15号 令和2年度 栗東市介護保険特別会計補正 予算 第3号につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、5千633万1千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、37億5千419万3千円とするものであります。
歳出につきましては、基金積立金の増額、総務費、保険給付費の  減額であり、歳入につきましては、介護保険料、国庫支出金、県支  出金、支払基金交付金、繰入金で調整しております。

次に、議案第16号 令和2年度 栗東市水道事業会計補正予算 第3号につきましては、事業費の実績見込みにより、収益的収入及び支出のうち、水道事業収益として227万3千円を、水道事業費用 として582万8千円をそれぞれ減額し、資本的収入及び支出のうち、資本的収入として6千855万3千円を、資本的支出として2億1千496万6千円をそれぞれ減額するものであります。

次に、議案第17号 令和2年度 栗東市公共下水道事業会計補正予算 第3号につきましては、事業費の実績見込みにより、収益的 収入及び支出のうち、下水道事業収益として3千221万5千円を、下水道事業費用として1千398万1千円をそれぞれ減額し、資本的収入及び支出のうち、資本的収入として1千537万2千円を、資本的支出として2千190万2千円をそれぞれ減額するものであり ます。
第4条 企業債補正につきましては、事業費の減額に伴い変更するものであります。
第5条につきましては、他会計から補助を受ける金額を変更する ものであります。

次に、議案第18号 令和2年度 栗東市農業集落排水事業特別 会計補正予算 第3号につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、104万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ、4千558万5千円とするものであります。
歳出につきましては、農林水産業費の減額であり、歳入につきましては、繰入金で調整しております。

次に、議案第19号から議案第21号までの3議案につきましては、いずれも任期満了に伴います人権擁護委員の推薦についてであります。
議案第19号は、栗東市蜂屋841番地 昭和23年8月17日 生まれの 田中康子氏を、
議案第20号は、栗東市御園1745番地3 昭和25年10月31日生まれの 田所秀孝氏を、
議案第21号は、栗東市荒張227番地1 昭和28年7月29日生まれの 山下祐平 氏を、
いずれも適任者として推薦することにつき、人権擁護委員法第6条 第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。

次に、議案第22号 栗東市部設置条例の一部を改正する条例の 制定につきましては、令和3年度の組織改編にあたり所要の改正を 行うものであります。
改正内容としましては、市長公室を新たに設置し、迅速な意思決定を要する業務などを担うこととするとともに、新ごみ処理施設や火葬場の整備推進を図るために生活環境部を設置するものなどであります。

次に、議案第23号 栗東市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定につきましては、地方自治法等の一部が改正され、普通地方公共団体の長等が損害賠償責任を負う額について、条例で定める額を控除して得た額について免責することができることとなった ことから、市長等の損害賠償責任の範囲を事前に明示し、責任の一部免責を可能とするため、条例を制定するものであります。

次に、議案第24号 栗東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国民健康保険財政の健全な運営を図る ため、保険税率の改定などを行うものであります。

次に、議案第25号 栗東市介護保険条例の全部を改正する条例の制定につきましては、
介護保険料の改定にあわせて、介護保険法並びに介護保険法施行令に則り、目的や基本理念、市や介護支援専門員及び介護サービス事業者、市民の責務などを明確に規定し、持続可能な制度とするために、全部改正を行うものであります。

次に、議案第26号 栗東市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、令和3年度介護報酬改定に伴い、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことにより、感染症対策の強化や業務継続計画の策定、ICTの活用など、所要の改正を行うものであります。

次に、議案第27号 栗東市道路占用料条例及び栗東市道路法に 基づく市道の構造に関する技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、道路法施行令及び道路構造令の一部を改正する政令の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
改正内容としましては、道路占用料の改定、自転車通行帯や歩行者利便増進道路などの規定の追加であります。

次に、議案第28号 栗東市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、公共下水道事業計画変更に伴い、計画処理人口及び処理能力について改正を 行うものであります。

次に、議案第29号 栗東市屋外体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、栗東市大宝テニスコートを廃止することにつき、所要の改正を行うものであります。

次に、議案第30号 栗東市道路線の廃止につきましては、野尻区内10号線 ほか2路線を、開発による道路延伸などのため廃止することにつき、道路法第10条第3項において準用する第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。

次に、議案第31号 栗東市道路線の認定につきましては、山入区内大平田6号線 ほか4路線を、開発による道路の帰属・寄附などにより認定することにつき、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。

以上、本定例会に提出しました議案の説明といたします。
これに関連する資料につきましては、先にお手元に配付しておりますので、ご参照の上、ご審議賜りますようお願い申し上げます。

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