定例会・臨時会

総合計画特別委員会

2019年12月23日

委員長報告

総合計画特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、付託を受けております「第六次栗東市総合計画の策定について」 を審査するため、12月13日に市長、副市長、教育長、各部次長等の出席を 求め開催いたしました。
まず、当局から、第六次栗東市総合計画(案)序論および基本構想、前期基 本計画、第五次栗東市国土利用計画(案)について説明を受け、その後審査を 行いました。
以下、審査では多くの質疑、意見がありましたが、その主なものを報告させ ていただきます。
まず、第六次栗東市総合計画(案)について、
委員より、
施策4 交通安全の推進についての基本事業「交通環境の改善」について、
キッズゾーンから「スクールゾーンなどの路面表示」という表現に修正された が、今後徐々にキッズゾーンは設置されていくと考えられるので、キッズゾー ンの方が良いのではないか。
との質疑に対し当局より 厚生労働省からの通知や新聞報道でも、今後キッズゾーンについて検討していく必要があると記載されたが、総合計画の中では、整備するのはキッズゾー ンだけではないことから、スクールゾーン「など」という標記をしている。との答弁がありました。
また、委員より
施策4 馬を活かしたまちづくりの推進についての基本事業「多様な
まちづくり分野における「馬」の活用についてとあり、多様と書きながら福祉 や教育分野における馬の活用しか記載がないように思う。観光なども含めた、多分野に携わっているというような書き方のほうがいいのではないか。との質疑に対し
当局より
「公共施設等を活用した馬事業の展開」で全般的な部分を包含している。との答弁がありました。
次に第五次栗東市国土利用計画(案)について、
委員より 現状として、農地約100ヘクタールが10年間で減少している。計画の中では、今後10年で、さらに118ヘクタール減るという指標を示しているが、その現状をどのようにとらえているか。本市の土地利用の考え方・農地の在り方としてはどのように認識しているのか。との質疑に対し
当局より
農用地の減少は今後も続くという認識である。企業立地が、税収確保の面からも肝であるとは考えているが、産業立地を促す環境形成を進めざるをえない 一方で、農用地、森林、既存住宅への影響に最大限配慮しなくてはならないと 考えている。
農地の保全という立場でも、農地が減っていくのは避けられないと考えるが、その中で農地をどのように保全していくかについては、担い手の育成が重要である。農業振興地域整備計画だけでは立ちいかないと思っているので、人の育成、農業の経営という部分についても戦略的に対応していくべく、農業委員会、農業組合長など多様な人の意見を聞きながら農業振興基本計画を策定していきたい。との答弁がありました。
また、委員より 農地の中でも市街化区域に残っている、いわゆる空耕地が本市にはかなり見受けられる。市街化区域を埋めるという政策だけでなく、街並み形成としての 在り方を含めて取り組んでいく必要があると思う。との質疑に対し
当局より
今日までの考え方は、市街地の農地は宅地化して東日本大震災を契機に、市街地にも農地はあるべき、という考えのもと都市農 業振興基本法が制定された。市街地の農地をどのように有効活用していくか、 国の方針や県の基本計画に示されていることから、農業振興基本計画の中で明 らかにしていきたいと考えている。
との答弁がありました。
最後に、今後のスケジュールについて、パブリックコメントを経て、総合計 画の基本構想、基本計画を3月議会に上程予定であるとの説明がありました。
その他、多くの質疑がありましたが、主な審査経過についての報告とさせて いただきます。
当委員会といたしましては、付託を受けております「第六次栗東市総合計画 の策定について」は更なる審査が必要でありますので、継続審査することとい たしました。
以上、総合計画特別委員会の中間報告とさせていただきます。

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