定例会・臨時会

総務常任委員会

2023年3月23日

委員長報告

総務常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の3月16日に開催し、今定例会において付託を受けました議案10件について審査を行いました。
説明を求めるために出席を求めた者は、市長、関係部長、次長、課長等であります。
それでは、順次、報告いたします。
まず、議案第18号栗東市部設置条例の一部を改正する条例の制定について質疑の主なものとして、市長公室に秘書広聴係ができるが、具体的に広聴をどのように進めるのか。との、委員からの質疑に対し、国のデジタル田園都市国家都市戦略に基づき、デジタルでの情報提供を強化するため、現在の秘書広報課から広報業務を移管した。広聴業務では、現在、市長への手紙などを実施しているが、市民との対話により、いっそう政策を進めていくため、このような組織とした。
との答弁がありました。さらに、委員より広報活動と広聴活動は違うため、分けることでそれぞれの事業を充実させようとする気持ちが伝わる。横のつながりを強化し、関係課との連携を図り、事業を進めていただきたい。との意見がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第19号栗東市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について質疑の主なものとして、個人情報保護法の改正に伴うものだが、現行の栗東市情報公開条例に基づく情報公開制度と均衡はとれているのか。公開義務はどこに定められているのか。との、委員からの質疑に対し、均衡を図った条例改正となっている。公開義務は法律で一括指定の管理という形になっているので、法律に基づく義務になる。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第20号栗東市個人情報保護法施行条例の制定について質疑の主なものとして、二つの法律が統合され、個人情報保護審査会に一元化されたが、その背景や理由は。また、地方議会に適用されない理由は。との、委員からの質疑に対し、これまで個人情報の管理等は、各地方公共団体などで決められ、運用が一律ではなかった。デジタルの推進と相まって基準を統一していこうとする国の動きから、今回法律が改正された。地方議会が適用されない理由は、議会は議決機関であるためである。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第21号栗東市情報公開・個人情報保護審査会の設置及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第22号栗東市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について質疑の主なものとして、湖南4市での栗東市の会計年度任用職員の給与水準と改正後の影響額は。また、会計年度任用職員の人事評価は行っているのか。
との、委員からの質疑に対し、事前に近隣市との協議で、同待遇となるように調整している。現在、71名のフルタイム会計年度任用職員が在籍しており、一人あたり月平均6,600円の増額で、月47万910円の増額影響になる。また、人事評価というかたちではないが、それに代わる所属長評価を実施している。スキルやモチベーションアップにつながるよう努めていきたい。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第23号栗東市税条例の一部を改正する条例の制定について質疑の主なものとして、今回の改正漏れの発覚時期と経緯は。との、委員からの質疑に対し、昨年6月、固定資産税の課税における説明資料を作成していた時に発覚した。総務課の例規担当に相談後、9月に顧問弁護士に相談の申し込みをし、複数回、顧問弁護士と協議した。遡及適用の条例を改正するべきであるという判断をいただき、今回、議案として上程した。今後は、確実な引継ぎや、外部の民間事業者における条例改正サポートも取り入れながら改正漏れの未然防止につなげる。との答弁がありました。
また、12月定例会には上程できなかったのか。との、委員からの質疑に対し、二度とこのようなことを起こしてはならないため、慎重に総務部門と協議をしながら進めた。難しい改正内容であったため、内容を精査し、時間を要した。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第24号栗東市企業版ふるさと納税基金条例の制定について質疑の主なものとして、企業へのPRはどのような形で行っているのか。との、委員からの質疑に対し、ホームページでの実績公開や、チラシを作成し、年2回の企業訪問時に持参して、企業に説明している。との答弁がありました。
さらに、委員より地方と企業が協働する新しいまちづくり推進の税制度であり、市長のトップセールスとしても宣伝していただければ、より有意義なものになるのでよろしくお願いしたい。との意見がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第28号栗東市消防団条例の一部を改正する条例の制定について質疑の主なものとして、処遇改善はよいが、消防団員の欠員という根本的な課題解決のため、行政として団員を増やしていくための取り組みを強化してほしい。地域の協力も得ながら、消防団の充実に取り組んでいただきたい。との、委員からの質疑に対し、引き続き啓発活動や支援を行っていく。令和5年度は、防災士、自治会長、消防団員の皆さんに協力いただき、地区防災計画の策定を進める。消防団の普段の活動を地域の皆さんに知っていただく機会ととらえ、取り組んでいく。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第30号契約の締結につき議会の議決を求めることについて質疑の主なものとして、この契約金額で、週5日制の学校給食には対応しているのか。との、委員からの質疑に対し、対応している。募集要項の仕様書に、給食の5日制が開始する場合があることを入れており、提案内容も、週5日制の給食に対応できるという内容であった。との答弁がありました。
また、食育に関する提案はあったのか。契約業者のホームページには、強みとして食育提案ができることがあげられており、東近江市の生産者や調理場の方へのインタビューが映像で掲載されているが、栗東市にもそのような提案はあったのか。との、委員からの質疑に対し、提案内容の中には、食育への積極的な姿勢ということで、資料の提供や、学校にも出向くような提案があった。また、地元産の野菜を使っていきたいという、地産地消につながる提案もあった。詳細はこれから詰めていくので、ご指摘の内容も踏まえて協議していきたい。
との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

次に、議案第34号栗東市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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