<常任委員会>
定例会・臨時会

総務常任委員会

2021年12月22日

委員長報告

総務常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の12月16日に開催し、今定例会において付託を受けました議案1件について審査を行いました。

説明を求めるために出席を求めた者は、市長、関係部長、次長、
課長等であります。

それでは、順次、報告いたします。

議案第92号 契約の締結につき議会の議決を求めること に
ついて

質疑の主なものとして、

指名業者15者のうち、参加が1者であった。不参加理由もあげてもらったが、すべてがそのような理由で不参加だったのか。また、ここならできるだろうというところを選定した結果が1者のみの参加であったことへの理由づけは、どのように考えているのか。
 との、委員からの質疑に対し、

辞退の理由としては、まず、人材確保が難しいところが大きいと感じる。事業者の事情として、5園一括で委託をするところの人材確保が難しいことと、募集要項に掲げる見積金額内での内容提案が難しいことが大きな要因であったと考える。また、特に理由なく、辞退だけ申し上げますとの連絡もあった。
との答弁がありました。
また、
一冨士フードサービス株式会社の自園給食業務の内容や実績は
との、委員からの質疑に対し、

現在、本市で給食提供をしてもらっている業者で、市内だけでなく、県内10キロ圏内に24か所の事業所を運営されている。調理師免許等の有資格者もたくさん在籍されている。
また、食育に力を入れていただいており、単に給食の提供だけでなく、乳幼児施設に対する食がどのようなものであるか、その大切さを認識された中で、園との連携を図り、給食の提供をしていただけている業者だと考える。
との答弁がありました。

また、
臨時配送の時、長期休業期間での配送時や感染症などで調理自体が長期間行われない時の契約金額はどうなるのか
との、委員からの質疑に対し、

不測の事態が起きて配送できない場合は、代行保証者が配送することを想定している。それもできない場合は、契約に基づいて協議していくことになる。
との答弁がありました。

また、
指名型プロポーザルにされたが、1者しか応募がなかったが、プロポーザルにすると実績がない企業は参入しにくいという話もある。その中でまず指名型にされたのと、プロポーザルにして、今の結果を見てどのように捉えているのか。
との、委員からの質疑に対し、

公募型か指名型かについては公募型が基本になると思うが、業務代行給食ということで本市への指名登録は物品役務の登録であり、この登録のある業者が全部で15者であることから、実質的には全者に提案をお願いしたという状況である。
地域要件で絞ったのではなく、登録ある業者全てに声かけをしたものである。
との答弁がありました。

また、
自園給食をする中においては企画提案力が一番求められてくるところであるが、選考基準と点数はどうであったか。プロポーザルとして、例えば地元の食材を使う、社会貢献などの基準は設けていたのか。一冨士フードサービス株式会社から、このようなことを企画してやりますという提案はあったのか。
との、委員からの質疑に対し、

選定基準として評価項目の大きくは、委託料、企業実績、対象児童福祉施設の給食に対する考え方、安全衛生管理及び資質向上に関する考え方、本業務を継続的かつ円滑に遂行できる運営体制ということで、採点している。自園給食の物資使用基準としては、全て国産のものを使っていただくということに加え、銘柄は、お米については栗東産環境こだわりコシヒカリ米を利用するということなどを基準に盛り込んでいる。
合計点数は200点満点で、合格基準点は132点である。結果については、最低が146点、最高が176点であった。
一冨士フードサービス株式会社からは、食育に関して、業者と園が連携を図りながら、今後いっそう強く進めていきたいとの提案をいただいた。
市では、食育活動が子どもの発達段階においてかなり必要な部分であると考えている。そのような食育への啓発、PRも含め、給食の提供だけでなく、食育に対する園行事の活動への協力ということでの提案はあった。市が食育活動を積極的に進めていくことと合致していると考えている。
との答弁がありました。

また、
現状、食育に対する手伝いや何らかの働きかけをしてもらっているのであれば、それを紹介いただきたい。
との、委員からの質疑に対し、

以前は自分たちが栽培し、収穫した野菜を使い、子どもたちが調理をすることが食育の一つの取組みになっていた。しかし、現在、コロナ禍の影響で調理ができないので、子どもたちが収穫した食材を自園給食の中で使ってもらうことで日頃の連携を図ることができている。
との答弁がありました。

また、
審査にあたり、経営内容は審査したのか。契約にあたっては、企業そのものの経営実態が一番大事な点であると思うが、審査にあたり、決算書などは提出されているのか。
との、委員からの質疑に対し、

収支報告等決算書までの提出は求めていないが、実績の部分で、過去の自治体等での給食実績等の確認をしている。
との答弁がありました。

また、
京滋支社長の名称での契約に関して、問題はないのか。
との、委員からの質疑に対し、

契約にあたり、一冨士フードサービス株式会社と契約者の名称、表記の仕方を協議し、確認しており、問題はない。契約上の名前の表示に関しては、今回、この一冨士フードサービス株式会社 京滋支社の住所である、住所と支社長の名前が記載されているので、契約上問題ない。
との答弁がありました。

また、
現状行っているところが実績もあり有利なのは分かるが、一番の問題である人員の確保に考慮した選定方法に持っていかないと、しっかりとした業者選定ができない。今後、この議案だけでなく他の事柄に関しても考慮してもらいたい。
との、委員からの質疑に対し、

スケジュールは余裕をみていたが、結果として、15者のうち1者しか応募がなかった。人員確保の重要性は、このプロポーザルを行う上で感じているところであるので、今後スケジュールや、経営関係の収支決算などの実績の部分も考慮していきたい。
との答弁がありました。

質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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