定例会・臨時会

総務常任委員会

2021年6月29日

委員長報告

総務常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 当委員会は、休会中の6月23日に開催し、今定例会において付託を受けました議案4件について審査を行いました。
 説明を求めるために出席を求めた者は、市長、関係部長、次長、課長等であります。
 それでは、当委員会における審査経過と結果について報告いたします。
 まず、議案第44号栗東市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
 質疑の主なものとして条例そのものは、押印の廃止だが、そのことが行政サービスの効率的、効果的な提供につながるとは、具体的にどのようなことにつながっていくのか。との、委員からの質疑に対し、
 今後、さらに書面規制や対面規制の見直しにまで進めば、業務の効率化につながる。との答弁がありました。
 また、例えば文字が、書きにくい方がいらっしゃったら、記名押印という手続きのやり方もあると思うが、署名または記名押印という形にはならないのか。今まで、署名押印で手続上は不備がなかったと思うが、一歩踏み込んで記名押印にはならないのか。との、委員からの質疑に対し、
 今回の改正にあたっては、国の通達を中心に考えた。条例に関しては、署名を求められているものは署名を必要とし、記名だけでよいものは記名のみとし、押印を不要とするものである。との答弁がありました。
 質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第45号栗東市税条例等の一部を改正する条例の制定について
質疑の主なものとして、
 附則第6条特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例について
 セルフメディケーション税制と対象の医療品についての説明を求める。との、委員からの質疑に対し、
 セルフメディケーションという言葉の定義は W H O で「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」という定義づけがされており、「健康の自己管理」という意味合いになる。
 この税制は、例えば確定申告などの際に健康の保持増進及び疾病の予防への一定の取組みを行っていることを要件として、申告者の特定一般用医薬品等の購入費が、医療費控除の特例という形で控除を受けることができるものである。
 健康診断の資料、人間ドック、特定健康診断、インフルエンザの予防接種も対象になる。
 また、対象の医療品は、スイッチOTC医薬品で、カウンター越しに薬剤師などに相談しながら薬を買っていただく、ドラッグストアなどが想定されており、薬は厚生労働省で規定されている。
 購入した際に、レシートに何らかの印がされており、対象かどうかが分かるようになっている。との答弁がありました。
 また、医療費控除にもつながってくるので、制度を周知できるような方策を考えてもらいたい。との、委員からの質疑に対し、
 再度、広報やホームページなどにより周知するとともに、確定申告の際にも求めがあれば説明をしていく。との答弁がありました。
 質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第46号栗東市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について
 個人番号カードの再交付で手数料徴収したものは、1年間で、どれぐらいの件数があったのか。その理由もあわせて説明を求める。との、委員からの質疑に対し、
 令和2年度の1年間では69件で、主な理由は紛失である。45件は本人による紛失、9件は、在留期限の更新をされなかった外国人住民の、個人番号カードの有効期限切れによる再交付であり、残りは、本人希望によるものなどである。との答弁がありました。
 質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第54号栗東市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべ きものと決しました。
 以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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