定例会・臨時会

産業廃棄物最終処分場対策特別委員会

2012年6月議会報告

産業廃棄物 最終処分場対策 特別委員会の報告を申し上げます。
 当委員会は、付託を受けております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」を審査するため5月25日に、市長、副市長、環境経済部長、上下水道事業所長及び関係職員の出席を求めて開催いたしました。
 これに先立ちまして、同日、環境建設常任委員会と合同で協議会を設け、滋賀県より二次対策工(案)について説明を受けました。
 両委員会委員から多くの活発な質問や意見が出ました。
 このことを踏まえ、まず始めに、当局から今日までの経過について報告を受けました。次に先進地事例として、廃棄物土を掘削・分別している他県事例について説明を受けました。また、処分場周辺の地下水モニタリング調査井戸について説明を受け、その後、委員からの質疑がありました。
 主な内容として、処分場周辺を通る国道1号バイパスの工事について、その工法、また以前国が水質調査をしたが、今回もされるのか。将来的に井戸の調査に影響はないのか。No.9−1の井戸は問題が集まる部分であるので調査するよう県に要望していってほしい。総水銀はどうしようとしているのか。との質疑に、当局から、国道1号バイパスは土盛り構造である。再度の水質調査については確認していない。No.9−1のモニタリングについては、県に依頼していく。総水銀についても処分場由来のものであることは申し入れており、対策してもらえるよう申し入れていきたい。との答弁がありました。
 市として、二次対策工(案)についてどう考えているのかとの質疑に、当局から、一次対策工事の実施や、二次対策工の詳細設計を踏まえ丁ねいに説明する必要がある。大きな考え方としては一定理解をせざるを得ないのかという思いをしている。との答弁がありました。
 二次対策工の協定はいつごろを県は目途にしているのかとの質疑に、当局から、まだ、具体的なスケジュールは決まっていない。まず基本的な考え方を示し、これに了解をいただくことができれば順次進んでいく。次の話し合いでこの考え方で進んでいいのかどうか方向付けをしていただくことにより、前に進むと考えている。との答弁がありました。
 周辺自治会からも、細かな話が出ていくと思われるが、県は今の状態で合意が得られると思っているのか。との質疑に、当局から、これからの詳細な調査を十分踏まえて、周辺の皆様方と話し合いを積み上げていく中で、覚書が出来、全てがうまくいけば、合意という事になると思われる。との答弁がありました。
二次調査の結果と一次調査の結果で大きな違いはとの質疑に、当局から、特に大きな変化があったとは聞いていないので、ないと考えている。との答弁がありました。
 非常にタイトなスケジュールであるが、市としてもしっかりと県との話し合いに周辺自治会が納得できるような形をもってもらい、早期に周辺自治会との協定書の締結ができるように支援したいと存じます。
 以上、当委員会の審査結果報告とさせていただきましたが、当委員会が付託をうけております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」は、早期解決のため、継続審査することと致しました。
 以上で産業廃棄物最終処分場対策特別委員会の中間報告とさせていただきます。
 よろしく、ご審議のほどお願い申し上げます。

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