2017年12月4日
それでは、国道バイパス整備促進特別委員会の報告をいたします。
当委員会は、付託を受けております「国道バイパス整備促進について」審査
するため、閉会中の10月5日に、市長、副市長、建設部長、建設部技監、
及び関係課長の出席を求め開催いたしました。
以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。
当日は、「国道1号・8号バイパス及びそれらに接続する主要幹線道路の事業進捗について」当局より説明を受けました。
質疑では、国道1号栗東水口道路関係について、委員より、にごり池の用地取得について、どの程度の面積を確保する予定か。との質疑に対し、当局より、
盛土構造について地元に承認いただいたため、盛土構造を前提とした境界立
会を行い、2月までに必要面積を出していくという作業中であり、現時点では
不明である。との答弁がありました。
また、委員より、地元住民は、法面のすぐ脇を通る側道を生活道路として利用することとなるが、盛土構造の安全性は検証されているのか。との質疑に対
し、当局より、
盛土でも構造物を入れる箇所もある。また、法面の箇所についても、土質に応じた勾配の基準に準じて施工されるため、全体としては維持で
きる構造である。との答弁がありました。
また、大津能登川長浜線(山手幹線)関係について、委員より、
下戸山地域の公図混乱により、事業が遅れることは想定しなくてよいか。
また、全体として遅れが出ないように、スピードアップを含めて検討しているのか。との質疑に対し、当局より、
宮ヶ谷で公図混乱の処理がもう少し残っているが、全体としては、順次公図訂正が進んでいるため、遅れるところまでは至っていない。今年度、全体として
取得する方向は変更されておらず、限られた時間の中で、できるところから詳細設計を進めている。との答弁がありました。
次に、市道上砥山2号幹線関係について、委員より、営農組合前の交差点については、事故が多いため交差点整備も含めて進められたい。との質疑に対し、
当局より、
当該交差点は事業区間に入っており、詳細設計を進めているところである。交通安全についても考慮しながら進めたい。との答弁がありました。
また、国道8号野洲栗東バイパス関係について、委員より、構造変更によっ
て、新たな用地取得が必要になるのか。との質疑に対し、当局より、
大橋地先にランプを追加する関係から幅員は広がるが、地元の理解により、当初整備予定であった農道を無くすよう変更し、追加買収を避けた。
との答弁がありました。
また、委員より、野洲市域では、工事が見える形で進められている。栗東市域で、早くに用地を提供された方は、どこかから工事を始めていただきたいと
いう思いがあると考えるが、工事の見込みは。との質疑に対し、当局より、
滋賀国道事務所は、年度当初から、何とか大橋地先で工事着手していきたいと
予定されている。先日も協議したところであり、現時点で、どの区間をいつか
ら、とは明言されないが、工事着手できる場所を探している状況である。
との答弁がありました。
次に、片岡栗東線関係について、委員より、県道片岡栗東線と現国道8号の宅屋交差点について、県が早くから土地を買っていただいている山手側で、少
しでも工事を進めてもらえれば渋滞が解消すると考えるが、工事の見込みは。との質疑に対し、当局より、
現国道から山手側については、平成27年度から用地取得を進めていただき、取得済みとなっている。また、宅屋地先側についても平成28年度に用地取得
の契約を結んでいただいたが、自動車販売業者の補償物件移転については、今年度末までと一定の期限を見込んでいただいているところである。片側だけ
でも、というお話だが、県としては交差点を一体として、一括で工事を進める予定をされている。市としては、極力早く着工いただけるよう協議していると
ころである。との答弁がありました。
また、下鈎出庭線関係について、委員より、下鈎出庭線は用地取得が完了しており、計画通り平成30年度に工事が終わると考えるが、片岡栗東線は平成
31年度に完了する計画である。片岡栗東線が現状より60cm程度低くなるということもあるが、すりつけの関係はスムーズに通れるような形で供用
開始できるのか。との質疑に対し、当局より、
県の用地買収のことも含めながら調整する予定である。供用開始前には適切
に行えるよう調整したい。との答弁がありました。
以上、委員会の審査経過と概要について報告いたしましたが、当委員会が付託を受けております「国道バイパス整備促進について」は、解決すべき諸問題、
課題が山積しておりますことから、当委員会といたしまして、継続審査とすることといたしました。
以上、国道バイパス整備促進特別委員会の中間報告といたします。