定例会・臨時会

国道バイパス整備促進特別委員会

2016年12月5日

委員長報告

 それでは、国道バイパス整備促進特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「国道バイパス整備促進について」を審査するため、閉会中の10月25日に、市長、副市長、建設部長、建設部技監及び関係課長の出席を求め開催致しました。
 以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。

 当日は、去る3月19日の国道1号栗東水口道路Ⅰの開通と同時に開通ができなかった五軒茶屋ランプの側道(甲賀市、湖南市方面)が、10月17日に開通致しましたので、現地にて、滋賀国道事務所長から国道1号バイパス事業の進捗状況等の報告を受けました。
 更に、場所を国道8号野洲栗東バイパス事業現場に移し、引き続き、滋賀国道事務所長から事業進捗状況及び、事業計画等について説明を受けました。
 また、当局より、県道片岡栗東線4車線化事業及び、市道下鈎出庭線(第2工区)の用地取得状況や今年度の工事概要等について説明を受け、現地視察を終了しました。

 帰庁後、「国道1号・8号バイパス及びそれらに接続する主要幹線道路の事業進捗について」当局より、改めて説明を受けました。
 質疑では、委員より、国道1号栗東水口道路Ⅰ(Ⅱ期区間)について、県道川辺御園線との交差部まで工事が完了した時点で、暫定で供用開始する予定はあるのかとの質疑に対し、当局から、山手幹線の具体的な整備目標が平成35年度完了と言われている。全線開通が望ましいことから、今後の事業の進捗状況を見ながら判断するとの答弁がありました。
 また、委員より、県においては技術職員が不足していると聞いている。今後、山手幹線の工事が本格的に進むにあたり、多くの技術職員が必要となる。市として何か対応策を考えているのかとの質疑に対し、当局から、県との意見交換や要望活動の際、事業を進める体制の確保を要望している。また、金勝川に架かる橋は、山手幹線事業に含まれるが、国道1号栗東水口道路Ⅰ(Ⅱ期区間)と合わせ、国施行での対応も視野に入れ、県と協議しているとの答弁がありました。

 次に、国道8号野洲栗東バイパスについては、委員より、工事が完了した部分から順次供用開始するのかとの質疑に対し、当局から、全線の整備年度が明確になっていないことから、まずは栗東第2インターから平成31年度に完了予定の県道片岡栗東線までを優先整備区間として、整備いただくように国に要望しているとの答弁がありました。
 また、委員より、盛土構造による風通し、野洲川の浸水対策、将来の周辺道路の交通量の増加など、将来を見据えた計画となっているのかとの質疑に対し、当局から、盛土区間は風が通るようアーチ型の構造とする計画である。浸水対策については、野洲川の浸水想定区域を反映した計画となっている。また、将来、市道の拡幅が必要な箇所は、地元と協議した上で、計画に含まれるよう努力する。市道との交差部は、ボックスカルバートとするなど、将来を見据えた計画であるとの答弁がありました。
また、委員より、国道1号・8号と蜂屋手原線との交差部には歩道がないが、設置されるのかとの質疑に対し、当局から、フル交差点事業と合わせた歩道の整備を国に要望している。変則交差部であるが、歩行者の安全を確保するため、歩道設置について警察等と協議されているとの答弁がありました。

 次に、県道片岡栗東線拡幅事業について、委員より、新幹線との交差部に歩道が確保できるのかとの質疑に対し、当局から、県道片岡栗東線4車線化事業では、4車線と両側に3メートルの歩道を整備する計画である。新幹線との交差部については、現状の開口部が狭いことから、平成31年度完了時では、片側に1メートル程度の歩道が整備されると聞いている。将来的には、十分な歩道が確保できるよう県と協議しているとの答弁がありました。

 以上、委員会の審査経過と概要について、報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「国道バイパス整備促進について」は、解決すべき諸問題、課題が山積しておりますことから、当委員会といたしまして、継続審査とすることといたしました。

 以上、国道バイパス整備促進特別委員会の中間報告とさせていただきます。

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