定例会・臨時会

国道バイパス整備促進特別委員会

2019年2月26日

委員長報告

それでは、国道バイパス整備促進特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「国道バイパス整備促進について」を審査するため、閉会中の2月5日に、市長、副市長、建設部長、建設部技監 及び 関係課長の出席を求め、開催いたしました。
以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。

当日は、大津能登川長浜線、いわゆる山手幹線について、まず、草津市 馬場地先の草津川に架かる道路橋の工事現場での現地視察を行い、滋賀県 南部土木事務所 道路計画課長から事業進捗状況 及び 事業計画等について説明を受けました。
次に、場所を移し、下戸山地先の仮設道路、工事用仮設橋の設置状況について車中視察を行い、当局から説明を受けました。
帰庁後、「国道1号・8号バイパス及びそれらに接続する主要幹線道路の事業進捗について」当局から、改めて説明を受けました。

まず、国道1号栗東水口道路関係の質疑では、委員から、にごり池で、以前、用地買収するという説明を受けていた。境界が確定しないため暫定で借地する考えかと推察するが、どのような状況か。との質疑に対し、当局から、
小野自治会所有のにごり池の他に、隣接の関係が2件あり、部分的には自治会との境界の協議が調っているところもあるものの、民民境界で双方の主張に隔たりがある。解決に時間がかかることが想定されるため、まずは、境界に影響しない箇所に工事用の仮設道路を準備しようとしている。仮設道路について了解を得ていくよう地元に説明し、先日了承いただいた。地域からも、早く用地買収するように言っていただいているため、地元の協力も得ながら進めていきたい。
との答弁がありました。

また、山手幹線関係の質疑では、委員から、下戸山地先の工事用仮設橋について、1日100台程度の通行があるとの説明だったが、工事時間を8時間とすると5分に1台通る計算になる。交通誘導員を配置するとの話だが、付近の幅員は狭く、混雑を心配するが問題ないのか。との質疑に対し、当局から、
下戸山7号幹線は、幅員2.75メートルの車線を2車線設け、路肩を50センチ確保する。片側には、通学の関係もあるため、路肩の整備をしながら1メートル程度の歩道部を確保し、路肩を含め全幅8.5メートルの整備を行う。これは最低限ではあるが、2車線の、すれ違いができる規格の道路であり、現道の利用に対しての影響を一定配慮いただいている。また、1日100台という話だったが、工事の発注状況によって変わるため、必要な箇所に誘導員を増員して配置される可能性もある。地元に説明され、一定ご意見を聞きながらこのような計画で着手されることになっており、今後も注視していきたい。との答弁がありました。

次に、国道8号野洲栗東バイパス関係の質疑では、委員から、国道8号バイパスと国道1号の合流部について、工事を行う際に、現在の国道8号における渋滞は予測されているのか。との質疑に対し、当局から、
現在、施工方法の検討中である。平成32年ごろから済生会病院の前も含めて拡幅工事が進んでくると、どうしても現道の切り替えをしながらの工事になる。また、名神高速道路との接続のランプがあり、第2インターに向けての橋梁工事や、大橋地先の隧道のボックスなど、現道を含めた改良工事が今後出てくるため、極力影響の出ない方法を取っていただくようお願いしている。今後の影響については慎重に見極めながら、地元への説明も丁寧に行いたいと考えている。との答弁がありました。
また、委員から、国道8号バイパスの関係で、現在調査中である出庭林線の工事の見通しは。用地補償がかなり必要になると思うが、どのような見通しを立てているのか。との質疑に対し、当局から、
今年度、予備設計に着手している。平成31年度から詳細設計並びに用地測量を行い、平成32年度から用地買収に入りたい。現在の国道8号から、一方通行である出庭大橋線までの区間を概ね平成35年を目処に、国道8号バイパス方面に向かって平成40年を目処にというスケジュールで進めていきたい。との答弁がありました。

最後に、片岡栗東線関係の質疑では、委員から、宅屋交差点について、右折レーンが両側で出来るのであれば、現在の時差式信号ではなく、通常の信号になるということでよいのか。また、かなり信号の時間に差があり不便を来たしているが、時間差を緩和されるよう協議されているのか。との質疑に対し、当局から、
現在のような極端な時間差の信号でなくなる可能性はあるが、交通量の関係から、今後、公安委員会でどういった信号処理がされるかまでは、現在把握できていない。信号処理については、県が公安委員会と協議されているため、情報把握に努めたい。との答弁がありました。

以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「国道バイパス整備促進について」は、解決すべき諸問題、課題がありますことから、当委員会といたしまして、継続審査とすることといたしました。
以上、国道バイパス整備促進特別委員会の中間報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM