定例会・臨時会

国道バイパス整備促進特別委員会

2018年6月5日

委員長報告

それでは、国道バイパス整備促進特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「国道バイパス整備促進について」審査するため、閉会中の5月21日に、市長、建設部長、建設部技監 及び 関係課長の出席を求め開催いたしました。
以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。
当日は、まず、栗東市内において採用予定の工法を施工中である野洲市 妙光寺地先の国道8号野洲栗東バイパス事業現場で現地視察を行い、滋賀国道事務所長から事業進捗状況 及び 事業計画等について説明を受けました。
次に、場所を移し、県道片岡栗東線4車線化事業 及び 市道下鈎出庭線 2工区の進捗状況について車中視察を行うとともに、当局から説明を受けました。
帰庁後、「国道1号・8号バイパス及びそれらに接続する主要幹線道路の事業進捗について」当局から、改めて説明を受けました。
質疑では、国道1号栗東水口道路関係で、委員から、「にごり池の用地取得の協議がうまく行っていないとのことだが、何が問題となっているのか。」との質疑に対し、当局から、「昨年度、にごり池所有の小野自治会や、隣接の地権者らが官民境界・民民境界の立会いをされたが、民民境界について双方の主張に隔たりがあり、引き続き協議が必要な状態となっている。」との答弁がありました。
また、大津能登川長浜線(山手幹線)関係で委員から「下戸山工区について、事業用地取得率が39%と低いのは、何か課題があるのか。単に事業予算がついておらず買収できていないのか。」との質疑に対し、当局から「もともと、公図混乱が一番の原因。地権者と法務局の手続きは順次進められているが、土地に係る関西電力株式会社の地上権設定との整合について、調整に時間を要する状態である。」との答弁がありました。

また、片岡栗東線関係で委員から「バイパスと交差する部分の工事が始まっているという説明だったが、もう少し新幹線側からしか始まっていないのではないか。また、宅屋交差点の国道1号方面への渋滞など課題もある。自動車会社の移転時期を含め、進捗状況は。」との質疑に対し、当局から、「現在、バイパスとの交差部から西側の区間 延長270mについて道路拡幅工事を進めていただいている。今年度は、バイパスから現国道8号までの交差点と、交差点を越えてすでに取得できている範囲を含め、交差点改良工事の発注を予定されている。また、下鈎出庭線と接続するため、中ノ井川1号支線と交差する箇所から西側の区間 延長280mについても発注を予定されている。バイパス交差部については、昨年度末の3月に起工式の会場として盛土成形されている部分がある。未買収地を挟むが、この交差点部分を今年度改良工事していただく。自動車会社については、後継プラン区域内に移転の準備をされており、今年の秋ごろにオープン予定と聞いている。移転完了を待っていると時間がかかるため、秋には工事着手できるように、自動車会社と反対側から工事にかかるような形で滋賀県に発注準備いただいている。」との答弁がありました。
また、上砥山2号幹線関係で、委員から「今年度から一部用地取得に着手しており、基本的に上砥山営農組合倉庫前の点滅信号の箇所までとしているが、延長は考えていないのか。」との質疑に対し、当局から「交差点処理という形の中で、現状は、そこまでの計画である。」との答弁がありました。
以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「国道バイパス整備促進について」は、解決すべき諸問題、課題が山積しておりますことから、当委員会といたしまして、継続審査とすることといたしました。

以上、国道バイパス整備促進特別委員会の中間報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM