定例会・臨時会

火葬場及び環境センター整備特別委員会

2021年12月3日

委員長報告

それでは、火葬場及び環境センター整備特別委員会での審査の経過と結果の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「環境施設の整備、更新について」を審査するため、閉会中の10月25日に、副市長、関係部長・課長等の出席を求め開催いたしました。
以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。

 はじめに、当局より、ごみ処理施設整備にかかる「事業地公募結果と現状の報告について」の説明を受け、その後審査を行いました。

委員から、
環境センターについては、更新と長寿命化と両方検討すべきであった。国の補助金の有無も含めて基幹改修による長寿命化を検討し、その上で改めて処理方式についても検討するべき。
との質疑に対し、当局から、
基幹改修による長寿命化と施設更新のどちらが良いのかは必要経費等含めて検討しているが、あくまで地元自治会の意向を最大限尊重する形で考えていきたい。
との答弁がありました。

また、委員から、
30年先には、世間の環境に関する意識は間違いなく変わっている。その中でまだ、ハイブリット型や燃焼型を採用していくのか。長寿命化で時間的な余裕ができるのであれば、トンネルコンポスト方式などの環境型の推進も含めて検討してもらいたい。
との質疑に対し、当局から、
 現在のところはストーカ方式を中心に考えているが、今後、仮に基幹改良ということになり、検討の猶予ができれば、環境型の新たな方式等、その時点において1番最適な処理方式を選定していきたい。
との答弁がありました。

次に、委員から、
短期間での検討でなく、しっかり準備を進めるべきであった。新たな方策を見出すためにも長寿命化を図り、地域住民の意向、環境への影響、経費等について、研究を重ねていただきたい。
との質疑に対し、当局から、
時間的な余裕が少なかったことは否めない。基幹改良等も十分視野に入れ、処理方式等についても検討しながら選定を行いたい。
との答弁がありました。

また、委員から、
環境センターの建設地の六地蔵自治会と、稼働による影響を最も受ける伊勢落自治会には特に配慮して対応策を考えてもらいたい。周辺自治会との協議についてどんなスケジュールを予定しているのか。
との質疑に対し、当局から、
六地蔵自治会へは、早急に意向確認に入らせていただきたい。自治会の総意として決断いただくには総会などを経ないと難しいと思われるため、意向確認については今後1年間でしていきたい。また、タイミングを見て、周辺自治会へも説明とお願いに伺わせていただきたい。
との答弁がありました。

次に、委員から、
現環境センターの敷地が東部開発のエリアに入っている。地元地域の中には、環境センターは移転し、東部開発による工場誘致がされると考えている方も一定数いる。説明と対応の必要がある問題だと思うが。
との質疑に対し、当局から、
東部開発においては、環境センターの移転が前提の話ではなく、あくまで移転した場合の想定の一つとして説明しており、企業側も環境センターの用地を含めて進出すると考えておられない。環境部署と企業立地部署、財政等の内部調整は今後も進めていく。また、自治会説明においては、十分ご理解いただけるように進めていく。
との答弁がありました。

次に、委員から、
本特別委員会で質問した内容や意見は次のごみ処理施設整備検討委員会へ反映されるのか。
との質疑に対し、当局から、
ごみ処理施設整備検討委員会は基本計画の策定、公募に関する内容の決定、公募後の選定基準の決定が所掌であり、今回、応募がなかったことから、今後、検討委員会の開催予定はないため、以後は市で行うことになる。
との答弁がありました。

続いて、当局より火葬場整備にかかる「一部事務組合立ち上げに係るスケジュールの変更(案)について」、「一部事務組合の規約に関することについて」の説明を受け、その後審査を行いました。

委員から、
地権者や周辺自治会への説明の現状は。早い段階で説明に行っていただきたい。
との質疑に対し、当局から、
対象5自治会へは昨年度に各自治会長、役員会への説明を実施し、今年度も再度各自治会長へ候補地の選定理由、火葬場の基本構想の概要、周辺環境への影響等について説明し、ご意見をもらいつつ、ある一定の理解を得ることは出来た。今後は地権者交渉の進捗に基づき、各自治会の役員会や住民説明会へ話を進めていきたいと考えている。
地権者へは、一部事務組合立ち上げスケジュールについて説明し、一部事務組合の立ち上げ後、土地鑑定評価を基にした価格での用地のご協力におおむね了解をいただいている。
との答弁がありました。

次に、委員から、
草津市との協議によって、半年ほど一部事務組合が先延ばしになったということだが、草津の当局との話し合いは円満に進んでいるのか。草津市営火葬場は耐用年数が近づいており、あちらとしては進捗を早めたい思いもあるだろうが、互いに不満の出ないように進めていただきたい。
との質疑に対し、当局から、
一部事務組合の設立に関する規約の内容や、議会、職員についての協議などは、順調に進んでいる。現在は地権者交渉について最終的な方向に向けた話し合いを行っている。
との答弁がありました。

次に、委員から、
用地交渉に関しておおむね話が進んでいるということだが、具体的には。平米価格や坪単価を基に提示しているなら、その内容を市も地権者も了解しているのか。
との質疑に対し、当局から、
用地測量はできておらず、面積が定まっていないこと。また、来年度の不動産鑑定を経て契約へ話を進めたいことから、金額が明確になっていないため、おおむね了解をいただいている、という形である。
との答弁がありました。

以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「環境施設の整備、更新について」は、更なる審査が必要であることから、引き続き継続審査とすることといたしました。
以上、火葬場及び環境センター整備特別委員会の中間報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM