定例会・臨時会

火葬場及び環境センター整備特別委員会

2021年6月10日

委員長報告

 それでは、火葬場及び環境センター整備特別委員会での審査の経過と結果の報告 をさせていただきます。
 当委員会は、付託を受けております「環境施設の整備、更新について」を審査するため、閉会中の5月21日に、副市長、関係部長・課長等の出席を求め開催いたしま した。
 以下、審査を行いました主なものをご報告申し上げます。
 はじめに、当局より、「環境センター ごみ処理施設整備基本計画(案)について」 の説明を受け、その後審査を行いました。
 委員から、
 国は廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアルを改正され、長寿命化等の事業 については補助金がある。今の施設はまだ20年ほどしか経過していないが、こういう事業があるという、内部検討・議論があったのか。との質疑に対し、
 当局から、
 環境省から出された内容が平成27年度ということであるが、地元との約束の 期限が令和9年度末までである。補助金をもらうとすると、平成27年当時には既に 設計段階まで終わっていないと後の工事、手続の関係で間に合わないため、その内容 が発出された当時、延命化の議論は内部ではしなかった。との答弁がありました。
 また、委員から、
 借金のあるまちが、多大な借金をつくるのか。これは幹部会議で検討すべき重要な 課題と思うがどうか。との質疑に対し、
 当局から、
 地元との覚書がある以上、それを守ることが第一義的にあり、まずは、別の場所は どうであるか進めないと、地元に対してお話が出来ないのではないか、と今日まで 進めてきた。当時の覚書を守ることを優先させていただいている。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 既存の施設をもう少し工夫するような検討は、検討委員会の中では議論にならなかったということでよいか。との質疑に対し、
 当局から、
 検討委員会はあくまでも新しい施設の建設に関わる内容のみを所掌としており、議論していない。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 地元との覚書は一体どういう内容のものか。との質疑に対し、
 当局から、次期環境センターについては現地で更新をしない、また周辺の4自治会周辺としない、周辺の環境整備を行う、稼働期限については最大でも25年とする。一部の 自治会では跡地利用については、環境に良い公共施設を設置するという内容になっている。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 整備スケジュールは、基本計画(案)どおりに出来るのか。 との質疑に対し、当局から、かなりタイトなスケジュールであるということは重々承知をしており、建設候補地が今年度内に確定出来れば、精いっぱいこのスケジュールに沿ってやっていきたいと考えている。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 設備の種類は燃焼方式だが、二酸化炭素の排出基準をどう考えて今の案になっているのか。との質疑に対し、
 当局から、
 施設についてはその時点で出されている法令等を遵守する設計としており、スト ーカ方式であっても、排出基準に準じた建設ができると考えている。との答弁がありました。
 また、委員から、
 こういう方式であれば、これだけの量を燃焼した結果、こう二酸化炭素の排出量が抑えられるという数値をもって説明し、判断材料として、提供していただきたい。との質疑に対し、
 当局から、
 それぞれの方式によって長所短所があり、経費的な面やネットゼロを視野に入れた二酸化炭素削減を考慮し、最適な方法を選択していきたい。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 3ヘクタール確保できる土地の見込みがあるのか。との質疑に対し、
 当局から、
 自治会役員会へ説明に一か所行かせてもらっており、他に1件聞いている。3ヘクタールという土地に関しては、確保できる見通しがあるのではないかと考えている。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 延命化も含めて並行して同時に進めていかないと時間的なロスもうまれると思うが、どのように考えているか。との質疑に対し、
 当局から、
 応募がなかった場合、現地更新や延長について改めて自治会へのお願いをしていかなければ、ごみ処理施設が運営出来なくなると考えており、内部で調整していきた い。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 造成するのにかなり費用がかかる、当該地が適切かどうかの判断も含めて候補地とすると考えてよいか。との質疑に対し、
 当局から、
 手を上げられた候補地が、候補地になり得るかどうか、という部分については、検討委員会等の選定基準等を含めた中で、検討していきたい。との答弁がありました。
 次に、委員から、
 周辺に多少のサービスができるような施設も、あわせて考えているか。との質疑に対し、
 当局から、
 地域貢献策については土地に余裕があり、付属施設等も要望されれば、可能であれ ば対応させていただきたい。との答弁がありました。
 その他、火葬場問題については、現在の取り組み状況の報告を受けました。当局より、火葬場の運営母体となる一部事務組合については、県の担当部局並びに草津市と協議を進めており、9月議会の環境建設常任委員会にて、組合規約の概要について事前説明を行い、また、この特別委員会で、規約案の説明の後、両市の12月議会で規約の議決をと考えており、現在下準備という状況である、などの報告を受けました。
 以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が 付託を受けております「環境施設の整備、更新について」は、更なる審査が必要であることから、引き続き継続審査とすることといたしました。
 以上、火葬場及び環境センター整備特別委員会の中間報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM