2021年3月1日
企業事業資金貸付金特別委員会の報告をさせていただきます。
当委員会は、付託を受けております「貸付制度及び貸付実施の経緯及び妥当性等について」「弁済期日後の対応について」「債権の今後の対応について」を審査するため、1月29日に、市長、副市長、関係部長、次長等の出席を求め開催いたしました。
審査では多くの質疑、意見がありましたが、その主なものを報告させていただきます。
まず、債権の今後の対応についての説明を受けたのち、質疑を行いました。
委員より、
学区別自治連合会との懇談会にて、一旦経過報告をするとのことだが、市民への説明についてはどのようにされるのか。
総括についてはいつ議会に報告されるのか。
との質疑に対し当局より
市民へはコロナ禍が沈静した後には、広報その他方法を考えて、丁寧に説明していきたい。総括は、次回の特別委員会に示していきたい。
との答弁がありました。
また、委員より、
貸付金もそうだが、10年間で50億円の納税についても未達成である。市民への説明に加えるべきでは。
との質疑に対し、当局から、
市民への説明の中で金額も含めて示したい。
との答弁がありました。
また、委員より、
和泉氏個人の債権としては残っているが、一旦総括をしていくのか。自己破産申立てをされた場合は、手続きに半年から1年かかるとのことだが、手続きが終了するまで相手とのやりとりはないのか。
との質疑に対し、当局から、
現時点で一旦総括をする。相手が自己破産申立てをした場合は、破産管財人による財産調査が行われ、債権者集会等があり意見を求められるので、本市からの意見はしっかりと申し上げていきたい。
との答弁がありました。
また、委員より、
破産申し立てによっても資金回収が少なかった原因は。問題があった点は。
との質疑に対し、当局から、
貸付についての裁判をしていたこと、相手の都合で会えなかったこと、など様々な要因により対応が遅れてきた。
との答弁がありました。
次に、今後の委員会の進め方についての協議を行いました。
委員より、
当局から総括の報告を受けた後、当委員会としても報告書をまとめていくということで進めたい。
また、
全員協議会にもこの特別委員会の経過は示した方がよいと思う。
などの意見がありました。
以上、委員会の審査経過と概要について報告させていただきましたが、当委員会が付託を受けております「貸付制度及び貸付実施の経緯及び妥当性等について」「弁済期日後の対応について」「債権の今後の対応について」は、更なる審査が必要でありますので、継続審査することといたしました。
以上、企業事業資金貸付金特別委員会の中間報告とさせていただきます。