定例会・臨時会

環境建設常任委員会

2021年9月248日

委員長報告

環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の9月13日に、付託を受けました議案3件、請願書1件について審査を行いました。

審査のため出席を求めた者は、副市長・関係部長・次長・課長等であります。

それでは順次報告を行います。

まず、議案第73号 栗東市工場立地法準則条例の制定については、
委員から、
第六次総合計画の中に、緑化の推進が記載されているが、この準則条例を制定することに齟齬はないのか。
との質疑に対し、当局から、
総合計画や都市計画マスタープラン、また、緑の基本計画の緑地は残していく方向性は継続している。工場立地法準則条例により、工場立地法上の平面的な緑地設定を10%までとしても、 景観条例に定める緑地の20%を遵守する中で、事業者の工夫により、立体的に緑地を 配置するなど、調整は可能であり、整合している。
との答弁がありました。

また、委員から、
本市の実態から見て、緩和率のパーセンテージの根拠は。
との質疑に対し、当局から、
住宅が準工地域に入り込んで立地している状況や理念的に緑を守るということを考慮して、開発指導要綱の6パーセントは遵守しつつ、最低の設定率を10パーセントとし、調整・検討を行ってきた。
との答弁がありました。

質疑の後、討論は無く、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。

次に、議案第74号 栗東市 道路線の認定については、

委員から、
道路の名称について、小平井2区自治会の区域に、当該路線は含まれていないと思うが、道路認定の経過はどうなっているのか。
との質疑に対し、当局から、
道路は小平井3区自治会内であるが、既にこの周辺に小平井2区内という名称の市道があることから、市道名として統一し、小平井2区内という名称にした、との答弁がありました。
質疑の後、討論は無く、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

次に、議案第79号 損害賠償の額を定めることにつき議会の議決を求めることについては、

委員から、
車両以外の損害はなかったのか。
との質疑に対し、当局から、
状況の確認を行ったが、車両以外に被害はなかった。
との答弁がありました。

また、委員から、
今回の事故は、深夜であったが、もし昼間など人が多い時間帯であれば、大きな被害が発生した恐れもある。これを契機として老朽管の更新を進めていただきたい。
との質疑に対し、当局から、
市内の給水管については、老朽度等を考慮した調査を行い、更新計画を策定する。
との答弁がありました。

また、委員から、
耐震化も含めた計画的な改修方策を策定いただきたい。
との質疑に対し、当局から、
水道事業経営戦略計画では、来年度が計画の中間年に当たっているため可能な調査を行い、今後5年間も含め、見直しを検討する。
との答弁がありました。

質疑の後、討論は無く、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。

次に、請願書第9号 コロナ禍による米の需給改善と米価下落の対策を求める請願については、

まず、はじめに、請願者から趣旨説明を受け、質疑の後、当局から、米の需要状況等について、補足説明を受けました。
その後、委員から、
米の需給安定は、国がすべきだと考えており、この請願の趣旨も理解できるが、国が方向転換しないことには変わらないと思う。農業委員会では、どのような意見があったのか。
と参考意見を求め、当局から
請願書の1点目については、米価だけでなく、農業者が農業経営を持続していく上で、所得が安定的に確保できるようなシステムが要るというところでは、新しいシステムが欲しいという意見があった。
2点目については、社会的困窮者に補償すると、市場に戻り民業を圧迫する一面もあるのではないかとの声があった。
3点目については、国際的な協定としての決め事において、なかなか意見を述べることは難しいという声があった。
との意見がありました。
 

また、委員から、
請願の願意はくみ取れるが、政府に意見書を提出するには適さない事項もあるため、請願の趣旨を尊重し、趣旨採択にしては。
との動議が出され、採決の結果、全員一致で趣旨採択すべきものと決しました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告と致します。

よろしく、ご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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