定例会・臨時会

環境建設常任委員会

2012年9月19日〜9月20日

委員長報告

環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の9月19日、20日の2日間にわたり、付託されました13議案の審査を行いました。審査のため出席を求めたものは、副市長、技監、所管の各部長、課長等であります。
審査の参考とするため、19日の午前中は現場視察を行いました。
それでは、順次報告をいたします。
まず、議案第60号 栗東 市道路線の廃止について及び 議案第61号 栗東 市道路線の認定についての2議案については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第62号 工場誘致につき議会の承認を求めることについて委員から、業務内容から、トラックの出入りが激しくなると思うが、近隣住民への説明はされているのか。との質疑に対し、当局から、これまでの地元説明会で、詳細な説明があったかは不明であるが、操業までにはまだ時間があるので、これからしっかり説明されると考えている。との答弁がありました。
また、出来るだけ地元雇用されるとのことだが、雇用形態にあっては、派遣や請負であり、なかなか条件の30%が守られないのが現状である。そこを担保するには、企業誘致審査委員会の方にもっと誘致工場の詳細な内容を把握してもらう必要があるのではないか。との質疑に対し、当局から、条例の中で、新規に雇用する場合は30%以上と明記しており、それを具体的に明文化し、雇用形態を企業立地協定書の中に明記していく手法で進めていきたい。との答弁がありました。
慎重審議の後、討論もなく、採決の結果、賛成多数で原案どおり承認すべきものと決しました。
次に、議案第63号 平成24年度栗東市一般会計補正予算(第2号)についてのうち 関係する歳出、関係する歳入・その他事項について委員から、上鈎上砥山線道路整備工事の詳しい場所はどこか。との質疑に対し、当局から、自然観察の森の前から赤坂に向かう場所で、距離で約300mの片側舗装の打ち替えである。との答弁がありました。
また、新規就農総合支援事業の青年就農給付金として、2名の方に補助する予定であるが、この補助制度の詳細は。との質疑に対し、当局から、補助が受けられる期間は5年間となっているが、所得制限があり、年間所得金額が2,500千円を超えると停止することになっている。との答弁がありました。
また、墓地公園B区画の変形区画整備で、新規に何区画できる予定なのか。との質疑に対し、当局から、新規に22区画分の設置予定で、今年度中に工事を実施し、来年度に分譲する。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、関係する歳入・その他事項については、可決すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。
次に、議案第66号 平成24年度栗東市水道事業会計補正予算(第1号)について委員から、老朽管の改修は進んでいるのか。との質疑に対し、当局から、現在、給水管の鉛管の取り出し部分の改修を行っており、本格的な老朽管改修については、現在実施中の出庭水源地の改修事業が平成27年度を目途に終了予定であり、計画を立て、それ以降に本格実施していこうと考えている。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、賛成多数で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第67号 平成24年度栗東市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に、一般会計及び特別会計の決算認定審査に入る前に、平成22年度決算関係指摘事項に対する取り組み状況について、各部長から報告を求めました。
 続いて、議案第68号 平成23年度栗東市一般会計歳入歳出決算認定についてのうち、関係する歳出、関係する歳入・その他事項についての審査結果であります。
多くの質疑がありましたが、主なものを報告いたします。
 委員から、大阪湾広域処理場の受け入れ終了時期が、産業廃棄物で平成26年度、一般廃棄物で平成39年度までと想定されているが、それ以後の計画は決まっているのか。との質疑に対し、当局から、最近の搬入量からの想定年度であり、それ以後の計画は決まっていないが、近畿ブロックで協議会を設置し協議はされている。との答弁がありました。
 また、道の駅を活用した金勝山の散策コースをより充実したものにする取り組みを考えてはどうか。との質疑に対し、当局から、ホームページのさらなる充実やバス会社等とタイアップして、鋭意取り組んでいきたい。との答弁がありました。
また、観光PRグッズが充実したとあるが、どのようなものがあるのか。との質疑に対し、当局から、金勝の桧材、馬の蹄鉄、サラブレッド絵馬などがあり、今後も企業などと連携し、栗東でしか買えないグッズを作っていきたい。との答弁がありました。
また、環境に関する公害の苦情では、どのような苦情が多いのか。との質疑に対し、当局から、昨年一番多かったのが、野焼きで49件、次に川などへの油流出等が19件、音・振動が14件、その他悪臭などの苦情があった。との答弁がありました。
 また、後継プランによる企業誘致で、現在どれだけの税収効果があったのか。との質疑に対し、当局から、第1期のリチウムエナジージャパンの部分で、平成24年1月時点で、固定資産税、都市計画税等で約1億円弱の税収額となっている。との答弁がありました。
 また、木造住宅耐震診断の受診率が少ないと思われるが、現段階での対象戸数と受診済の戸数は。との質疑に対し、当局から、対象戸数は約4,800戸で、うち受診済が平成23年度末で591件となっている。今後受診率アップのために啓発を推進していく。との答弁がありました。
 また、ここ数年道路清掃車による清掃作業をしていないとのことだが、特にL型側溝が設置しているところは土砂等がたまり、詰まりやすいため、定期的に清掃を行うべきではないのか。との質疑に対し、当局から、道路施設の維持管理に努力していきたい。との答弁がありました。
 慎重に審議した後、討論もなく、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。
なお、関係する歳入・その他事項については、認定すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。
次に、議案第73号 平成23年度栗東墓地公園特別会計 歳入歳出決算認定について質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第74号 平成23年度大津湖南都市計画事業 栗東駅前土地区画整理事業 特別会計 歳入歳出決算認定について
及び、議案第75号 平成23年度大津湖南都市計画事業 栗東新都心土地区画整理事業 特別会計 歳入歳出決算認定についての2議案については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。
次に、議案第76号 平成23年度栗東市水道事業会計決算認定について委員から、水道事業会計決算書が非常に見にくく分かりにくい。市民の方が見ても分かりやすいものに変更できないのか。との質疑に対し、当局から、水道事業会計については、この様式と決まっているため変更はできないが、今後は、もう少し分かりやすい資料も別に作っていく必要がある。との答弁がありました。
 審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決及び認定すべきものと決しました。
 次に、議案第77号 平成23年度栗東市公共下水道事業 特別会計歳入歳出決算認定について委員から、上下水道の不能欠損が非常に多いのではないか。との質疑に対し、当局から、下水道で217世帯分、水道が50世帯分であり、行方不明や所在不明などで徴収が不可能となったものである。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。
 次に、議案第78号 平成23年度栗東市農業集落排水事業 特別会計歳入歳出決算認定について委員から、農業集落排水処理施設が2箇所あるが、供用開始年度はいつか。との質疑に対し、当局から、浅柄野が平成10年4月から、観音寺が平成13年4月から供用開始である。との答弁がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で認定すべきものと決しました。
なお、以上の決算関係については、環境建設常任委員会として指摘事項を取りまとめ、当局に申し入れをいたしましたので申し添えます。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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