定例会・臨時会

議会改革特別委員会

2015年3月3日

委員長報告

議会改革特別委員会の委員長報告を行います。
 当委員会は、付託を受けております「議会改革の推進について」を審査するため、閉会中の去る1月9日、27日、2月16日に、議長出席のもと委員会を開催いたしました。
1月9日の委員会では、1点目として、議会改革の現状と取りまとめについて審査いたしました。H23年2月28日付けで提出された「議会改革提言書」の項目ごとに、実施内容・今後改革すべき課題として一覧表に取りまとめていくこと、およびこの4年間の取り組みの中で新たに出された意見も今後の提言項目として、一覧表に記載することを確認し、それらの内容を検討いたしました。
2点目として、11月29日に開催した第3回子ども議会についての振り返り、今後の方向性を確認しました。これまで子ども議会は、市の元気創造事業として取り組んできましたが、5月末で議員が任期満了を迎えることから、来年度以降の取り組みについては、新体制に委ねることを確認いたしました。
 3点目に、議員間討議について審査いたしました。栗東市議会基本条例に明記したものの、実施できておらず、取りまとめができない状況であることから、テーマを決めて試行することとなりました。
 1月27日の委員会では、1点目として、9日に引き続き議会改革の現状と取りまとめについて審査いたしました。前回の議会改革提言書と区別するため、表題は「H27年議会改革提言書」とし、一覧表にかがみを付ける形でまとめることとし、かがみの内容および提言書の内容を1項目ずつ精査いたしました。主な提言内容として、本会議・委員会・全員協議会等の会議の公開については、インターネットやSNSの活用を図りながらより多くの市民に関心を持ってもらう方向で検討していくこと、「栗東市議会基本条例」がH26年4月から施行となり、議会報告会や子ども議会も実施できたが、同時に課題も出ており、今後は課題解決にあたりながら取り組んでいくこと、政務活動費の透明性確保のために公開すべき内容をさらに検討すべきであること、などを確認しました。また、新たな提言項目として、今後の決算審査の持ち方、議場の環境改善について、バリアフリー化・要約筆記の導入について、議会の災害時対応について、議会のICT化についての5項目を明記することといたしました。
 2点目は、2月5日に議員間討議を実施すること、テーマは「予算・決算審査の持ち方について」とし、1月23日に実施した議会運営委員会との合同で行った視察研修の報告も行う中で、議員間討議を行うことといたしました。この議員間討議をふまえ、「H27年議会改革提言書」の最終とりまとめを行うことといたしました。
 2月16日の委員会では、1点目に「H27年議会改革提言書」の最終確認を行いました。2月5日の議員間討議をふまえ、議員間の自由討議の場として、ルールづくりやテーマの検討を行い、積極的な活用を図る必要があるとし、また、予算・決算の審査方法については所管以外の委員会の把握が難しく、全体像がつかみづらい等の課題があることから、各常任委員会の分割審査を改善していく方向で検討すべきであるとまとめました。
「H27年議会改革提言書」は、委員長から議長あてに提出した後、17日の全員協議会で説明することと致しました。
 2点目に、栗東市議会委員会条例について審査いたしました。内容は、昨年施行した議会基本条例において、「議会は、原則として全ての会議を公開するものとする。」と定めていることから、委員会条例第17条の「傍聴の取扱い」を「委員会の公開等」に改めること、および法改正により教育委員会の委員長を教育長に改正しようとするもので、3月議会に議提案で上程することといたしました。
以上が、審査経過の概要です。
 皆様のご協力により、この4年間の取り組みを「H27年議会改革提言書」として取りまとめることが出来ました。この場をおかりして、心から御礼申し上げます。
 当委員会は、これを持ちまして全員一致で終結すべきものと決しました。次期市議会に引き継いでいただき、さらなる議会改革に取り組んでいただくことを切に願い、議会改革特別委員会の最終報告とさせていただきます。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM