定例会・臨時会

議会改革特別委員会

2012年6月議会報告

議会改革特別委員会の委員長報告を行います。
当委員会は、付託を受けております「議会改革の推進について」を審査するため、休会中の5月15日に開催をいたしました。
前回の委員会で、野洲市議会の議会基本条例をベースにして検討を進めた12項目の論点について、更に、具体的に中身の検討を行いました。
1点目「請願書と陳情、要望書の取り扱いについて」のうち、陳情書、要望書の対応について、現在の取り組みでいいのか、更なる取り組みで、提出者の意見を聞く場を設けるのか、また、議決扱いをどうするのかなどについて検討をいたしました。
 まず、議決扱いをどうするかの検討の中で、委員より、陳情書、要望書について、会議規則には、陳情書またはそれに類するもので議長が必要であると認めるものは、請願書の例により処理するものとする。とあるため、議会運営委員会で、同様の扱いにするかどうか、しっかり議論をすべきである。
 また、議会運営委員会で判断する基準が難しい。要望の取り扱いに違いがあると、提出者は納得されない。
陳情書、要望書は市民の思いであり、要望の状況や、陳情内容の進捗について、なんらかの方法で報告していくことが大切である。もう一歩踏み込んだ取り扱いをしていくことが必要である。など、様々な意見が出されました。
当委員会としては、陳情書、要望書については、議長が受け、議会運営委員会に諮り、各所管の委員会の協議事項として審査をし、その結果を全員協議会で報告するとともに、陳情、要望の提出者にも審査経過の報告を行うよう取り組んでいくこととなりました。
次に、提出者の意見を聞く場を設けることについてであります。
請願書について、現在の申し合わせ事項には、請願者等から要請がある場合については、説明の機会を保障するとあるが、陳情書、請願書の対応について、委員より、
請願書については採択にかかる審議をすることから、より深い対応が重要である。しかし、陳書情、要望書は採決しないことから、その対応は難しいが、丁寧な取り扱いをするなら、意見を述べる場を設けることは必要であり、委員会のなかで必要ならば聴くことができるとする方がよいのではないか。との意見がありました。
当委員会として、請願書については、要請があった場合、常任委員会の場において説明の機会を保障するものとする。という現状の対応とし、陳情、要望書は、委員会で必要となれば説明を求めることができる。とすることになりました。
次に、2点目の「政策形成過程の説明の内容について」検討いたしました。
議会基本条例に各項目を掲げ明確にしていくのかどうかについて、委員より、改めて、議会から市長が説明をしなければならないという規定よりも、求めることができるとする方がより良いと考える。
また委員より、野洲市議会の議会基本条例にプラスし、議長が必要とする項目として、より深く求めていけばよい。との意見がありました。
次に、条例による議決事件の追加については、これは、地方分権推進委員会が第2次の勧告で、地方公共団体が、条例による議決事件の追加を可能とする規定の活用に努めること。とあり、検討をすすめました。
委員より、それぞれ審議会には議員が入った中で審議が進められている。重要な政策について、より一層の説明を求め議論していけばよいのではないか。議決案件にするのは現状の「工場誘致に関すること」でよいのではないか。との意見がありました。
当委員会として、具体的に議決事件とする項目を列挙するのではなく、より今まで以上に計画策定については当局からの説明を求め、議会としても、より以上に策定に関わっていく。そのようにすることになりました。
3点目「討論と討議について」でありますが、委員会審査の中での討議の場と、政策や条例、意見書など積極的に提出するための討議の場について検討いたしました。
委員より、議員間の討議をどのようにしていくのか、賛成、反対はわかるが何故という深い部分がわからない。テーマをもって日頃から議員間同士の自由討議の場をつくるべきである。との意見がありました。
当委員会として、議案審議の場での討議の場を設けていくこととし、もう一点のテーマを決めた議員間同士の討議の場については、全員協議会にするのかどうか、全員協議会を公式の会議とするのか、また、公開にするのかなど、更に検討していくこととなりました。
その他といたしまして、子ども議会を、議会と栗東市、教育委員会が共催により、平成24年12月1日午後に開催していくことを確認いたしました。
また、基本条例の制定にむけてのスケジュールについては、更に当委員会で検討をすすめた条例案により、全議員に諮り、その後制定、そして施行へと進めることとなりました。
本委員会に付託を受けております「議会改革の推進について」は、今後も引き続き審査をしていくこととなりました。
議員各位のご理解とご協力を今後ともよろしくお願いし、「議会改革特別委員会」の中間報告とさせていただきます。

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