2023年3月23日
令和５年３月定例会 文教福祉常任委員会委員長報告
文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中の３月１６日に開催し、今定例会において付託を受けました議案５件、請願書１件について審査を行い、要望書１件について協議を行いました。
説明のために出席を求めた者は、教育長、関係 部・局長、課長であります。
それでは、報告を行います。
議案第２５号 栗東市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について
委員より
准看護師も、みなし保育士として対応するとのことだが、人員の増加という点においてはどれくらい可能性があるのか。
との質疑に対し、
保育を行う人材が、看護師から准看護師まで広げられるということについて、クラス担任に充てることはできないが、低年齢児クラスの人員増にはつながると考えている。しかし、どこまで需要があるかについては、つかめていない。
との答弁がありました。
質疑ののち、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に
議案第２６号 栗東市子ども・子育て会議条例等の一部を改正する条例の制定について
委員より
こども家庭庁が新設されることで、幼稚園、保育園においていろいろ内情が変わってくる中、市民、保護者、子どもたちにとって混乱のないようにしていただきたいが、組織の改編も含め、どのような体制を考えておられるか。
との質疑に対し、
今後、こども家庭庁に一本化されていくことになるが、市としても、お預かりする子どもは皆さん平等に就学前教育を受けていただけるということが大前提で、子どもの安全、保護者の安心に向けて、保育関係者、教育関係者が一丸となって対応していきたいと考える。
との答弁がありました。
質疑ののち、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に
議案第２７号 栗東市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
委員より
条例の改正による影響額や見込み額はどれくらいか。
との質疑に対し、
令和５年２月末で４７件、１９０６万４０００円である。今後の見込みとしては、令和５年度予算で６５件、３２５０万円を予算計上している。
との答弁がありました。
質疑ののち、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に
議案第２９号 栗東歴史民俗博物館条例の一部を改正する条例の制定について
委員より
本条例改正は、博物館法の一部が改正されたことによるものだと思うが、上位法が変わったことで運営面には何ら影響はないという解釈でよいのか。
との質疑に対し、
従来の博物館法では、博物館の設置主体が地方公共団体、一般社団法人、宗教法人等に限定されていたが、博物館に求められる役割の多様化や高度化を踏まえ、改正された博物館法では、これら以外の法人も博物館の設置主体になることができるようになった。今回、条例の一部が改正されても、栗東歴史民俗博物館の運営面には何ら影響はない。
との答弁がありました。
質疑ののち、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に
議案第３５号 栗東市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致で可決すべきものと決しました。
次に
請願書第１３号 精神障害者に対する医療費助成制度の改善を求める請願書について
まず、本請願に関し、提出者から当委員会に対し、請願の趣旨説明があり、当局から精神障害者に対する医療費助成制度に関する栗東市及び滋賀県の状況など参考説明を受けました。
その後、委員から当局へ確認と意見がありました。
討論はなく、採決の結果、全員一致で採択すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。
よろしくご審議いただきますようお願いいたします。