定例会・臨時会

文教福祉常任委員会

2021年3月24日

委員長報告

 文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 当委員会は、休会中の3月18日に開催し、今定例会において付託を受けました議案3件について審査を行いました。
 説明のために出席を求めた者は、教育長、関係 部・局長、次長、課長であり ます。
 それでは、順次報告を行います。
 議案第25号 栗東市介護保険条例の全部を改正する条例の制定について
 委員より「条例の第2章 介護認定審査会の第6条介護認定審査会の委員の定数が、現在は25人以内と聞いている。今度の改正では20人以上40人以内と幅を持たす理由は。また介護認定の機会は、年間何回くらいあるのか」 との質疑に対し
「現在認定審査会は、5人の合議体が4つあるが、毎回参加が難しい委員もおられる。また今後を見据え、介護保険の申請が増え、認定審査の回数を増やす場合、25人以内であると対応が難しいこともあり、今回、規定を 変更した。審査会は毎月8回、定例的に日を設け実施している」との答弁がありました。
 また委員より「今回の全部改正の意図は。地域で健康に生き、在宅・地域で暮らすという部分の盛り込みと強化、それと介護保険料の改定か」との質疑に対し「介護保険制度を持続可能なものにするため、今回全部改正を行った。前半、条例の目的、基本理念、市の責務として取り組んでいくことを規定し、市がしっかりと取り組むということ、市民も介護サービスを受ける権利と、地域の中でいつまでも暮らし続けられるようサービスを利用することで自立を促すことと、介護支援専門員や事業所自体が、自立に向けた支援をするということをこの条例に設け、意識の醸成を図っていく。併せて、介護保険料は8期計画で事業量を見込んで改正され、保険料をなるべく抑えられるような 形で自立支援に取り組むことも大事だとしている」との答弁がありました。
 その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案 どおり可決すべきものと決しました。
 次に、 議案第26号 栗東市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
 委員より「今回、条例4本を1議案とした経緯は。また、多岐にわたる項目が多く、ICT・虐待防止・感染防止などが盛り込まれることは理解するが、ほかの 条例への影響は確認したか」との質疑に対し
「省令改正に伴う改正であり、要介護の方・要支援の方の受けるサービスに 同じようなものが多いことから、4条例まとめて改正した。今回、省令で示された内容であり、栗東市に関係するところは、栗東市が指定している地域密着型のサービスに関すること、介護支援専門員に関することになっている」との答弁がありました。
 また委員より「業務継続計画・感染防止・虐待という大きな社会問題も盛り込まれたことは、 利用者、サービスを受ける側としては大変ありがたいかと思うが、施設側・ 運営側が経過措置3年の中で、施設の設備を変える、人員を増やすことに対し、要望を聞き、支える考えはあるか」との質疑に対し 「改正に合わせ、介護報酬も改正され、こういった取組をした場合に、加算がされる。また、この中には人材の確保も含まれており、配置基準の緩和・ 介護の手間を少しでも抑えるためのICTの活用・記録の緩和、提出物の緩和なども盛り込まれている。最初は厳しいかもしれないが、加算がついたりすることで変わってくるかと考えている」との答弁がありました。
 その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に 議案第29号 栗東市屋外体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
委員より「他に市内でテニスコートを賃貸で運営している現状は。また、現在の利用者に対して、学校開放で対応できないか」との質疑に対し、
「スポーツ協会が管理している部分については、ここ以外に市民体育館に2面、野洲川運動公園のところに4面あるが、こちらは土地の賃借料はない。また、中学校にクレーコートがあるが、葉山中学校のテニスコートは市のスポーツ協会に加盟しているソフトテニス協会が、中学生が部活で使わない時間帯にお借りしている。西中はテニスコートが2面ある。西中は生徒数も多く、部・クラブ員の数も多いという状況もあり、現在は部活動の中学校での利用でほぼいっぱいという状況であると確認している」との答弁がありました。
 また、利用者数が年々減少傾向であるのは、大宝テニスコート以外の施設を利用されているからか、もしくはテニスの競技者人口がそもそも減ってきているからか」との質疑に対し、
「それぞれ地域性の部分もあり、大体どこを使うかを決めておられる状況がある。その中で大宝テニスコートは年齢が高い方が割と多く、他所に行くというより、使う人が減っている状況にあるかと考える。またここは駐車場が車が2台程度分であるところで、利用拡大も望めず利用が減っていっているのではないかと分析している」との答弁がありました。
 また、「栗東市内に立地する企業で、従業員の福利厚生のためにテニスコートや体育館を持っておられ、それを一般の方にも貸出しされているところがあると思うが、テニスコートを企業でされていることはあるか」との質疑に対して、
「大宝・治田西地区に民間の屋内テニスコートが2面あり、貸しコートではなく教室、スクールという形ではあるが近辺にはあり、スポーツを楽しむということであれば、ご利用されている方も多いのかと感じている」との答弁がありました。
 また、「スポーツ協会やテニス協会との、今後の在り方も十分検討していただきたい。スポーツ協会、またテニス協会の代表者などと打合せ、話はしているのか」との質疑に対し
「栗東市スポーツ協会に加盟するソフトテニス協会と、硬式テニスをされる テニス協会の代表者や事務局長に話をさせていただいた。ソフトテニス協会 については葉山中学校を使っており、特に問題がないということであった。 またテニス協会は、野洲川のテニスコートを使っており、こちらも特に問題 はないという話を伺うなど、協議をさせていただいている」との答弁がありました。
 その他多くの質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告 といたします。 よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

<議案第36号>

 文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 当委員会は、本日、本会議休憩中に開催し、付託を受けました議案1件に ついて審査を行いました。
 説明のために出席を求めた者は、教育長、関係 部・次長、課長であります。 それでは、報告を行います。
 議案第36号 栗東市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
 委員より「現在減免を受けている方、またその影響額は」との質疑に対し
「令和3年1月現在41件受け付けている。影響額は282万9634円である」との答弁がありました。
 また委員より「条例の附則の第7条の第2項にある「ただし、市長は、これにより難い事情があると認めるときは、別に申請期限を定めることができる」とはどういう事情を想定しているのか」との質疑に対し
「災害被害にあわれた時や入院などに起因してすぐ提出できない場合などである」との答弁がありました。
 また委員より「収入の減少が見込まれる者とあり、見込みで届出できるが、実際収入が減っていなかった場合は遡及して追徴するのか」との質疑に対し
「見込みで受付しているが、現状、実績とかけ離れていない。また追徴の措置はとっていない」との答弁がありました。
 討論はなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
 以上をもちまして、当委員会に付託されました案件に対する審査結果の報告といたします。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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