2014年12月2日
産業廃棄物 最終処分場対策 特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、付託を受けております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」を審査するため、11月21日に、市長、副市長、環境経済部長及び関係職員、また参考人として滋賀県 琵琶湖環境部 最終処分場特別対策室参事の出席をお願いし、開催いたしました。
委員会では、まず休憩中に、旧RD最終処分場内に建設中の廃棄物分別施設、及び委員会開催日より工事の始まりましたTRD工法によります鉛直遮水壁工事現場の視察を、また北尾団地側から騒音等の確認を行いました。
休憩の後、審査を再開し、
旧RD最終処分場にかかる経過、鉛直遮水壁工事、底面遮水工における事前調査ボーリング、モニタリング調査結果の井戸別推移について、報告と説明を受けました。その後、委員から質疑がありました。
主な内容は、
鉛直遮水工の施工について では、
●深さは17メートルとあるが、工事区間全部が17メートルか。
との質疑に、
粘土層の深さが違うため、深さは一番深いところで17メートルで、浅いところでは9メートルである。
●工事は連続して行っていくものなのか。また、期間はどれくらいを想定しているのか。
との質疑に、
ずっと連続して移動していくイメージであり、工事は北尾団地側が12月いっぱい、国道1号バイパス側を1月中に終えたいと考えている。
また、モニタリング調査結果の井戸別推移について では、
●地下水の汚れは、上流より下流の汚れが悪くなるように思うが、そういう変化はないのか。
との質疑に、
基本的に大きな動きが少なくなってきており、わずかに環境基準を上回っているものもあるが、全体としては徐々にきれいになってきていると考えている。
●物質がどの井戸から出たものかということを確認するため、成分の含有率などを分析したりはしないのか。
との質疑に、
非常に難しく、そこまで分析はしていない。
との答弁がありました。
以上、当委員会の主な審査結果報告とさせていただきましたが、当委員会が付託をうけております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」は、継続審査することと致しました。
以上で産業廃棄物最終処分場対策特別委員会の中間報告とさせていただきます。
よろしく、ご審議のほどお願い申し上げます