平成26年6月9日
産業廃棄物最終処分場対策特別委員会 委員長報告
(H26.5.14開催)
産業廃棄物 最終処分場対策 特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、付託を受けております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」を審査するため、5月14日に、市長、副市長、環境経済部長及び関係職員の出席を求め、開催いたしました。
委員会では、当局から今日までの経過について報告を受けました。次に旧RD最終処分場問題連絡協議会概要について、説明を受けました。その後、委員からの質疑がありました。
主な内容として、
●北尾自治会周辺臭気調査は何かあったのか。
との質疑に、
県に対して自治会から異臭がすると連絡があり、春に野山にできる植物の群生の臭い(におい)と確認した。2次対策工事とは関係はない。
●2次対策工の騒音のモニタリングについては。
との質疑に、
工事関係の音や臭気を把握するということで、北尾自治会側にモニタリングの監視盤を2月に設置し、それによりモニタリングしていく。
●浸透水の移流拡散について、粘土層破壊部分の対処は。
との質疑に、
県は、2次対策工としてコンクリートを約1メートルの厚さで底面遮水工を、また、モルタルで側面遮水工を行い、粘土層破損に対応していく考えであると聞いている。
●遮水壁は対策工事終了後も安定化に要すると考えられる5年後まで大丈夫という話だが、どう考えているか。
との質疑に、
水質が安定化する5年間については県は保証させてもらいたいと答えている。
●長期間にわたるモニタリング調査の結果は出ていないのか。
との質疑に、
長い期間での同じ箇所での推移が確認できるような資料の作成を用意したい。
●鉛直遮水工のため閉塞する予定の井戸は、閉塞するまでにもう一度近くの井戸との因果関係など調べてみてはとの意見が連絡協議会のなかであったと聞くが、県の意見は。
との質疑に、
県の専門家を交えた調査委員会のなかでも、閉塞予定井戸は下の層までいっている部分があり、繋ぎ目から有害物が入っている可能性が否定できないので早く閉塞したいということだった。
●先の連絡協議会では時間の関係で2次対策工事のリスクと対応については説明されないままとなったが、きちんと説明をし、進めていく必要があるのではないか。
との質疑に、
県としてはこの工事中のリスクの説明がすでに前回で終っているということだが、次回の協議会の早い段階での開催を依頼したい。
との答弁がありました。
以上、当委員会の主な審査結果報告とさせていただきましたが、当委員会が付託をうけております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」は、継続して審査をしてまいりたいと考えております。
以上で産業廃棄物最終処分場対策特別委員会の中間報告とさせていただきます。
よろしく、ご審議のほどお願い申し上げます。