2013年11月25日開催
産業廃棄物 最終処分場対策 特別委員会の報告を申し上げます。
当委員会は、付託を受けております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」を審査するため、11月25日に、市長、副市長、環境経済部長及び関係職員、また参考人として滋賀県 琵琶湖環境部 最終処分場特別対策室長、参事の出席をお願いし、開催いたしました。
委員会では、当局から今日までの経過について報告を受けました。次に旧RD最終処分場に係る二次対策工事について、参考人より説明を受けました。その後、委員からの質疑がありました。
主な内容として、
●2次対策工事での騒音、振動等の環境モニタリングの具体的手法は。との質疑に、
業者との打ち合わせの上、詳細が決まり次第、周辺自治会のみなさんに説明をさせていただく。
●溶融炉建屋の解体の工期は。との質疑に、
12月に着工し、年度内いっぱいかかる予定である。
●旧RD最終処分場の県有地化の予定は。との質疑に、
地権者は処分場内では4者あり、それぞれに手続きを進める必要がある。3者は年度内に、1者は年度内は無理かと思われるが県に寄付いただけるであろうと考えている。
●台風18号による破損箇所は、今後の工事の中で影響が出る心配はないか。との質疑に、
北尾団地側の法面の一部崩落箇所は、廃棄物の飛散等はなく、10月には修復工事を終えている。1月からの2次対策工事の最初の段階でこの法面からキャッピングすることを考えている。影響が出るとは今のところ考えていない。
●経堂ヶ池の水質調査では、底の泥のほうも調査するべきとの声もあるが。との質疑に、
現在国道のバイパス工事のために池の水が抜かれており、水の調査はできないが、12月のモニタリングでは底の泥を測ることを考えている。
●2次対策工事での掘削量が当初予定の25万㎥から21万㎥に減ったことについて、周辺自治会の理解が得られないのでは。との質疑に、
工事は25万㎥を掘ることが目的でなく、穴の空いている箇所をふさぐことが主目的で、それと同時に掘削も行う。現時点ではこういう数字になっているが、修復範囲はあくまで想定で計算しており、掘ってみると広がっていることも考えられる。また、有害物も予定の範囲外に入っていれば当然掘削することとなり、掘削量自体が増えることは考えている。掘削量は現時点での設計での計算で想定したものであり、なんとかご理解いただけるよう何度でも説明させていただく。
●掘削した中身を場外に出す、埋め戻しの基準を市民にわかるかたちで正確に、オープンにされたいが。との質疑に、
きっちり選別し、住民のみなさんにもみていただきながら情報公開は必ずすることを考えている。
との答弁がありました。
以上、当委員会の主な審査結果報告とさせていただきましたが、当委員会が付託をうけております「産業廃棄物最終処分場問題の早期解決に向けた対策について」は、継続して審査をしてまいりたいと考えております。
以上で産業廃棄物最終処分場対策特別委員会の中間報告とさせていただきます。
よろしく、ご審議のほどお願い申し上げます。