2014年12月22日
環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の12月15日、16日の2日間にわたり、付託されました 5議案 および 請願書1件 の審査を行いました。審査のため出席を求めたものは、副市長、技監、所管の各部長、課長であります。
それでは、順次報告をいたします。
まず、議案第81号 栗東市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について、市営住宅の入居者数に関する質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり 可決すべきもの と決しました。
次に、議案第84号 栗東 市道路線の廃止 については、質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり 可決すべきもの と決しました。
次に、議案第85号 栗東 市道路線の認定 について
委員から、岡区内5号線は都市計画道路の事業区域に位置しているが、事業実施の際にはどのように扱うのか。との質疑に対し、当局から、事業用地として使用するが、都市計画道路と道路幅員が異なるため、事業実施の際には、隣接する土地の用地買収が必要となる。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり 可決すべきもの と決しました。
次に、議案第86号 平成26年度 栗東市一般会計補正予算(第4号)についてのうち 関係する歳出、歳入・その他事項 について
委員から、一級河川の除草は、地元自治会や県が行っているが、一部で除草されない区域も見受けられる。管理する範囲はどのように分けられているのか。との質疑に対し、当局から、河川愛護事業の対象区域は、県が除草等を実施する以外の区域である。河川愛護事業で網羅できていない区域の除草は、現場の状態を見ながら、随時県へ要請していく。との答弁がありました。
また、委員から、農地集積協力金の補正内容の説明を求め、当局から、農地中間管理事業に基づき経営転換の申し出をされた方が109名おられ、当初の見込みを超えたため、その分を国へ申請するものである。との説明がありました。
また、委員から、環境センター管理運営経費の消耗品費で、薬剤の補正対応が必要となった理由は。との質疑に対し、当局から、フェニックスへ搬入する灰に含まれる重金属類を無害化するために使用する「キレート剤」の使用量の増加に伴うもので、灰の分析値の変動を抑え、搬入の基準値を満足するよう使用量を増やして対応している。との答弁がありました。
また、委員から、自動車損害共済等保険金について、事故が発生した場合に掛け金が増えることはあるのか。との質疑に対し、当局から、事故の発生により掛け金が増えることはない。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり 可決すべきもの と決しました。
なお、関係する歳入・その他事項については、可決すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。
次に、議案第89号 平成26年度 栗東市水道事業会計補正予算(第2号)について
委員から、水源地の施設に対して、保険をかけることは検討されているのか。との質疑に対し、当局から、水源地等の施設全体としては保険に加入していないが、ポンプ施設や受変電設備等の「水道機械設備」の損害保険に加入している。ただし、昨年のように台風の影響で土砂が流入し全壊した場合は適用範囲外である。との答弁がありました。
また、委員から、観音寺水源地の復旧状況は。との質疑に対し、当局から、昨年12月27日より、観音寺地区22世帯に対して、仮設の小型浄水装置による蛇口給水を行っている。また、浄水場の災害復旧工事は、今年7月22日に工事の契約を締結しており、12月26日に完了する予定である。なお、新しい施設からの給水開始は、工事完了後の水質検査の結果を確認してからとなるため、来年1月中旬以降となる見込みである。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案のとおり 可決すべきもの と決しました。
次に、請願書第24号 米価下落等に関する意見書の提出を求めること について、
委員より、県内他市で米を1表あたり6万から7万円といった高い価格で販売している農家があると聞くが、同じ農業者間でこれほどの価格差が生まれる原因にはどのようなことが考えられるか。と意見を求め、当局より、国は以前、生産方法にこだわった米を作ることで価値を上げるよう薦めていたが、近年の米の消費量減少等に伴い、中間管理事業により大規模農家を増やすなど、経費削減を目指す方針に変わってきていることが要因のひとつではないか。との説明がありました。
また、委員より、米価が下落するなど、農業者にとって非常に厳しい状況が続いており、現在、国が確保している交付金等の予算が今後も確保されていく必要がある。などの意見がありました。
審議の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で 採択すべきもの と決しました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。