2014年6月
環境建設常任委員会の審査の経過と結果の報告を申し上げます。
当委員会は、休会中の6月19日、付託されました5議案の審査を行いました。
審査のため出席を求めた者は、副市長、技監、所管の各部長、課長、であります。
それでは、順次報告をいたします。
まず、 議案第35号 専決処分事項の報告について(専決処分第3号 平成25年度栗東市一般会計補正予算(第8号)) のうち関係する歳出、歳入・その他事項 については、
台風18号豪雨災害復旧事業補助金等に関連し、委員より、台風の被害を受けた山林部分の中で現在も未復旧の部分があり、近隣住民や自治会から不安の声が聞かれるが復旧の計画は。との質疑に対し、当局から、被害を受けた山林等は治山事業で復旧に取り組んでいく。6月中に測量、9月中に工事の発注を目指しており、民家に近い場所から優先して対応する。地権者、自治会長とはその旨のコミュニケーションをとっている。との答弁がありました。
また、委員より、金勝水源地近くに法面等が手付かずの民地がある。行政としての対応は。との質疑に対し、当局から、当該箇所は治山事業による復旧対応箇所となっており、6月中の測量を予定している。との答弁がありました。
また、委員より、26年度に繰越しとなっている「集落間連絡道路等整備事業」の実施の見通しは。との質疑に対し、当局から、用地買収を進めて今年度中に工事着手する計画である。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案の通り承認すべきものと決しました。
なお、原案の通り承認すべきものと決した旨を、総務常任委員会委員長へ報告いたしました。
次に、議案第39号 専決処分事項の報告について(専決処分第7号 平成25年度栗東市公共下水道事業 特別会計補正予算(第5号))については、
自家用汚水ポンプ場設置補助金について、委員より、当初予定4件の申請に対し、実績は1件の申請であったが、残りの3件は26年度予算に計上しているのか。との質疑に対し、当局から、市内では全17箇所でポンプの設置の必要があり、内9箇所は完了しているため、残りの8箇所を補助する事業として毎年4件程度予算計上している。との答弁がありました。
また、償還金,利子及び割引料について、委員より、当初より安い金利で借り入れたことで公債費の利子を減額できたとあるが、他に同様の減額が可能なものはあるのか。との質疑に対し、当局より、利息の減額に向けて借り替え等を検討する。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案の通り承認すべきものと決しました。
次に、議案第45号 栗東 市道路線の廃止については、
質疑、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案の通り可決すべきものと決しました。
次に、議案第46号 栗東 市道路線の認定については、
委員より、川辺灰塚線は道路幅員が1.8メートルと狭い箇所があるが、緊急車輌が通れないような道路も認定していく根拠は。との質疑に対し、当局から、開発に伴い一部市道を廃止したことによる再認定である。今後、周辺の開発等が見込まれる場合は、都市計画法第32条により幅員6メートル以上の道路とするよう再整備を求めていく。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第47号 平成26年度 栗東市一般会計補正予算(第1号)について のうち 関係する歳出、歳入については、
鳥獣被害防止柵について、委員より、農家がボランティアで設置することもあるが、作業費を補助する検討は。との質疑に対し、当局から、この事業は集落単位での取り組みとして国費採択しているため、個人申請や柵設置の作業費は補助対象とならない。との答弁がありました。
また、鳥獣被害防止柵の破損箇所の補修等も補助対象となるのか。との質疑に対し、当局から、被害状況により異なり、新規の柵に更新する場合は国費となるが、部分的な補修は市補助(5割)となる。また、国費は集落単位の申請、市補助は個人単位での申請である。との答弁がありました。
また、委員より、獣害対策として個体数の削減が有効であると考えるが、市の対策は。また、国に対しても要望しているのか。との質疑に対し、当局から、捕獲の計画書の中で、シカ及びイノシシを捕獲して個体数調整に努めており、その駆除数は年々上昇している。一方で、保護区内の個体は駆除ができないという問題があり、保護区の変更や削減を要望している。との答弁がありました。
質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
なお、原案どおり可決すべきものと決した旨、総務常任委員会委員長に報告いたしました。
以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の主な審査結果の報告といたします。
よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。