定例会・臨時会

文教福祉常任委員会

2014年12月22日

委員長報告

文教福祉常任委員会の審査の経過と結果をご報告申し上げます。
当委員会は、休会中のさる12月15日から16日までの2日間、委員会を開催し、今定例会において付託を受けました議案4件、請願書1件について審査を行いました。
なお、説明のために出席を求めた者は、教育長、関係部長・理事並びに関係課長であります。

それでは、審査の結果について、報告をさせていただきます。

●まず、議案第79号 栗東市総合福祉保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、
委員から、法改正に伴い、市の業務、市民への対応が何か変わることがあるのか。と
の質疑があり、当局から、単に法改正に伴って手続き上変えることである。との答弁がありました。
 質疑の後、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり「可決すべきもの」と決しました。

●次に、議案第83号 栗東市いじめ問題対策連絡協議会等設置条例の制定について は、
委員から、条例の第14条には、必要があれば臨時委員を置くことができるとあるが、
専門的知識を有する者とは具体的にどういう方々か。との質疑があり、当局から、非常に重大ないじめ事案は必ず学校で起こるとは限らず、さまざまなケースが考えられる。調査委員会の5名の委員とは別に、子どもを熟知している方、民生委員・主任児童委員、補導委員など事案の中身によって、臨時委員を選定していきたい。との答弁がありました。
 また、再調査委員会は市長の諮問に応じてとあるが、構成員、人数の規定はあるのか。との質疑があり、当局から、調査委員会の調査報告を市長が受けて、十分に調査が行き届いていないと判断したとき、さらに別の第三者による調査を命じることができるという意味であり、委員の人数は、準用規定の再調査委員会と読み替えていただき、原則5名と考えている。
 また、第14条第2項の臨時委員は、専門的な知識及び経験を有する者のうちからとあるが、被害者の保護者などに委員としてなっていただく方についての意見を伺うことは考えられないのか。との質疑があり、当局から、委員会は公平中立の立場の者が構成するということであり、現時点では、被害者の保護者の要望を聞き入れることは不可能である。ただし、被害を受けた子ども、保護者へのケアについては、調査委員会とは別の形で教育委員会なりが十分に対応していく。との答弁がありました。
 また、いじめ問題対策連絡協議会といじめ問題調査委員会が同時に立ち上がるが、委員の重複は生じないのか。との質疑があり、当局から、同一時に両方の協議会、委員会に入っていただくことは考えていない。との答弁がありました。
 他にも多くの質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり「可決すべきもの」と決しました。

●次に、議案第86号 平成26年度栗東市一般会計補正予算(第4号)について のうち 関係する歳出、歳入・その他事項については、
 委員から、生活保護費について、受給者が増加したことによる増額補正であるが、何名受給しており、4月当初からどのくらい増加したのか。との質疑があり、当局から、平成25年度末で266世帯、最近10月のデータでは、273世帯に増加している。との答弁がありました。
 また、家庭児童相談室運営事業について、非常勤を1名増員とのことであるが、4名で相談件数に対応できているのか。との質疑があり、当局から、家庭児童相談員は7月まで3名で、各中学校区に1名ずつ配備していたが、相談件数の増加状況の中で、年度途中ではあるが、8月より1名増員した。との答弁がありました。
 また、子育て世帯臨時特例給付金支給事業について、精算ということでよいのか、対象者はどれくらい受給されたのか。との質疑があり、当局から、11月末現在で支給したのが6,393世帯、児童数は10,860名である。現在、申請済みで未申告の方については、臨時福祉給付金の申請を2月2日まで延長しているので、締切日をもって処理を終わります。との答弁がありました。
 他にも多くの質疑がありましたが、討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり「可決すべきもの」と決しました。
なお、関係する歳入・その他事項については「原案どおり可決すべきもの」と決した旨を、総務常任委員会委員長に報告いたしました。

●次に、議案第88号 平成26年度栗東市介護保険特別会計補正予算(第2号)については、
委員から、一般管理経費の介護保険システム改修について、来年度実施とのことであるが、どういう内容の改定で、どういう改修をするのか。との質疑があり、当局から、介護保険の大幅改正で、平成27年4月の改正、平成27年8月の改正に対し順次進めていくものである。主に、市町村が行う認定、台帳管理を行う受給者情報等の管理システム、並びに国民健康保険団体連合会との情報データ授受に伴うシステム改修である。との答弁がありました。
質疑ののち討論もなく、採決の結果、全員一致で原案どおり「可決すべきもの」と決しました。

●次に、請願書第23号 中学校給食の実現を求める請願書 については、
まず当局から、給食センターの建替え計画について、基本計画を策定すべく設置された「栗東市立学校給食共同調理場建設検討委員会」の審議の進捗状況について報告がありました。
この報告を受け、委員から、センターの食数、規模について質疑があり、当局から、今年度の5月1日現在の児童・生徒数からみると、小学校が4,943名、中学校が2,090名、併せて7,033名。これに幼稚園・保育園の一部食数1,103名を加えると、8,136名の食数であり、規模は8,500㎡程度になると想定できるとの答弁がありました。また、現行の小学校の食べ残しの状況は、との質疑があり、当局から、毎月データを取っており、昨年1年間の平均では6.3%である。との答弁がありました。
他にも多くの質疑の後、討論はありませんでしたが、委員より、まだ「建設検討委員会」の審議も残され検討結果がでていないこと、その審議結果を参考として判断すべきである。継続審査とすべきであるとの動議がだされ、当委員会としては、採決の結果、全員一致で継続審査すべきものと決しました。
なお、本請願書を継続審査すべきことについては、会議規則第111条の規定により、議長に対して「閉会中の継続審査申出書」を提出いたしました。
継続審査期間中において、他市の給食センターの視察を行うことの提案もありました。

以上をもちまして、当委員会に付託されました案件の審査結果の報告といたします。

よろしくご審議いただきますよう、お願い申し上げます。

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