総合計画特別委員会200906

それでは、総合計画特別委員会委員長報告を申し上げます。
 当委員会は、付託を受けております「第5次栗東市総合計画の策定について」を審査するため、閉会中の5月21日に市長、副市長、総務部理事、関係課長の出席を求め開催をいたしました。
 今回は、スケジュール、基本構想の骨格である基本理念、将来指標、基本政策、第4次総合計画の施策の評価及び第4次国土利用計画の策定に向けた基本方針等について、当局の説明を受け、審査を行いました。
 基本構想については、委員から、1、策定はスケジュールに基づき順調に進んでいるのか。
 2、審議会、専門部会は多く開催される予定であるが、策定のプロセスを市民に知ってもらうこと。また、地域的な課題もあり、今までいただいた意見等に対しての返答も必要なことから、再度、市民対象の懇談会を開催することを考えるべきではないのか。
 3、アンケートの分析結果を、早期に市民に提示する必要があると思うがどうか。
 4、市外、県外からの通勤者の考え方も把握する調査は考えているのか。
 5、審議会、懇談会、アンケート調査等の関連性は。
 6、市民と意見のキャッチボールが重要であり、パブリックコメントも前倒しすることが必要ではないのか。
 7、都市像は、まず市長が政策や方針から決定し、市民に示す必要があると思うがどうかなどの質問がありました。
 当局から、1、審議会、ワーキング、専門部会とも若干遅れ気味であるが、順調に進んでいると考えている。
 2、審議会に公募市民も参画されており、フォーラム、パブリックコメントでの意見集約を考えている。懇談会の開催は考えていない。
 3、アンケート分析結果については、フォーラムで概要を提示する方向で考えていきたい。
 4、市外からの通勤者等については、ホームページへの投稿もあるが、今後、調査について検討していく。
 5、懇談会やアンケート調査の結果は、審議会で審議していただいている。審議会での審議内容、結果がすべてのベースとなる。
 6、大枠が整った段階でパブリックコメントするものであるが、議会と調整しながら早期に設定をしていく。
 7、都市像は、わかりやすい言葉で市民とともに考えていきたい。期間の違いもあり、審議会、特別委員会等の意見も聞きながらまとめていくとの答弁がありました。
 なお、「アンケート調査の分析結果については、今後の審議会、委員会、部会等で十分に活用されるよう」要請依頼をいたしました。
 次に、第4次総合計画の施策の評価については、委員から、1、評価については今後の課題を明記すべきである。また、市民にもこの評価を示していくのか。
 2、達制度の評価の根拠を明確に示すことが必要であると思うが、どうかとの質問があり、当局より、1、評価は新総合計画の施策を作成する上において、目標までの進捗状況の把握のために実施したものである。市民に対して示すことは考えていない。審議会には示していきたい。
 2、市民に誤解を与えないよう、市民意見、アンケート、現下の評価を総合的に審議会に示していきたい。根拠等、詳細については分析し説明をしていくとの答弁がありました。なお、「担当原課の自己評価であり、市民からの満足度との違いを精査する資料として活用を期待する」との意見を申し添えました。
 次に、第4次国土利用計画の策定に向けた基本方針等について審査を行い、委員から、1、市独自の開発等の考えは。
 2、今後10年間での開発地域と、その周辺土地の関係や全体の緑地をどれだけ維持するかは、どう考えているのかとの質問があり、当局より、1、総合計画で大枠は明らかにし、土地利用で国土利用計画の中で示していくことになる。現段階では、後継プラン、東部地域が考えられる。緑、景観、風格を発展させるまちづくりに持っていきたい。
 2、人口増加を考えるなら、市街化区域の増大となり自然を残す方向もある。総合計画を反映していくために具現化をしていくものであるとの答弁がありました。
 その他、多くの質疑もありましたが、以上をもって、主な審査経過についての報告とさせていただきます。なお、当委員会といたしましては、これからも総合計画の将来都市像、施策及び国土利用計画の審議を進めていかなければならないために、第5次栗東市総合計画の策定について、引き続き議論を深めてまいりたいと考えております。
 以上をもちまして、総合計画特別委員会の中間報告とさせていただきます。

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